プロフェッショナルマネジャーに必要なこと
1.本を読む時は初めから終わりへ読む。ビジネスではゴールを決めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする。ゴールは高ければ高いほど良い。
2.組織が拡大すると重要な情報が命令系統をさかのぼっていくうちに、濾過され要約されて上には下で起こっていることの概略しか届かなくなる。「事実ではない事実」は、物事や意思決定が間違った方向に流れ、計り知れないロスを生み出す可能性がある。マネジャーは「本当の事実」を嗅ぎ分け、事実を客観的に眺めなければならない。
3.経営者は必ず目標を達成しなければならない。
4.リーダーシップは、企業経営の最も重要な一要素である。人々に前進と上昇への熱意を起こさせる経営者の態度は、会社成功の80〜90%の貢献度がある。しかし、経営は人間相手の仕事であり、リーダーシップは人生と同様、歩みながら学ぶほかない。
5.数字は会社の体温計のようなものであり、プロフェッショナル・マネジャーは数字に注意を払わなければならない。それは単調で退屈な、決まりきったことの繰り返し、苦行である。それを一人きりでやらなくてならない。
6.良い経営の基本的要素は、情緒的な態度である。情緒的献身は一緒に働く人々にも伝わる。リーダーシップは物事を遂行するように人々を駆り立て、答えを出さなくてはならないと感じるがゆえにそれをやり続け、満足できる結果を得るまでやめないように駆り立てる情念の力である。もちろん、努力がいつでも功を収めるとは限らない。その場合には、早くそれを悟り、その状況から抜け出す事が必要である。マネジャーたる者は、押し流されてはならない。