ホワイトスペースとは「既存のビジネスモデルの対象外の領域」のこと。つまり、開拓されていない市場のことである。本書では企業が新規事業に取り組むには、どうすれば良いかという方法論を説明している。そのために、まずビジネスモデルの構成要素を明らかにし、新規事業への進出を思いつきや偶然でなく、合理的、計画的に進めるという考え方を説明している。
企業は必ず新規事業に進出しなければならない時が来る。しかし、大抵の企業は既存のビジネスモデルの考え方にとらわれ、新規事業に失敗する。ビジネスモデルをイノベーションするには、従来の考え方を見直す必要がある。
新規事業で最も重要なことは、顧客が未解決のジョブ(用事)を発見して、それを満足させる事である。顧客を満足させるのと同時に利益を生み出す方法を考え、そのための経営資源、プロセスを考えることが必要である。
著者 マーク・ジョンソン
戦略コンサルティング会社「イノサイト」会長。 同社は『イノベーションのジレンマ』の著者でハーバード・ビジネス・スクール教授クレイトン・クリステンセンと共同設立。 本書は、ハーバード・ビジネス・レビュー誌に発表し、優秀な論文に贈られるマッキンゼー賞を受賞した論文を書籍化している。
日本経済新聞 早稲田大学商学学術院長 商学部長 恩蔵 直人 |
週刊 東洋経済 2011年 6/11号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
デジタルマーケターが読むべき100冊+α グーグル 執行役員 岩村 水樹 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序文 A・G・ラフリー | p.5 | 5分 | |
第1章 ホワイトスペースとビジネスモデル・イノベーション | p.21 | 19分 | |
第2章 ビジネスモデルの「四つの箱」 | p.48 | 27分 | |
第3章 内なるホワイトスペース | p.87 | 24分 | |
第4章 かなたのホワイトスペース 新しい市場をつくる | p.120 | 15分 | |
第5章 はざまのホワイトスペース 市場の地殻変動に対処する | p.141 | 18分 | |
第6章 新しいビジネスモデルを設計する | p.167 | 25分 | |
第7章 ビジネスモデルを導入する | p.202 | 19分 | |
第8章 既存企業特有の課題 | p.229 | 17分 | |
終章 | p.253 | 6分 | |
謝辞 | p.261 | 6分 |
戦略的イノベーション 新事業成功への条件 (ハーバード・ビジネススクール・プレス) [Amazonへ] |
フラット化する世界(上) [Amazonへ] |
イノベーションへの解 利益ある成長に向けて (Harvard business school press) [Amazonへ] |