『孫子』13篇は中国最古のすぐれた兵書であるとともに戦略・戦術に関する書籍の代表作。その論議における深い洞察は,ひろく人生全般の問題に適用しうる。軍事戦略から人生の問題を切り抜けるヒントが満載。
戦略論として敵味方の実情分析と比較を重視し、
道 為政者と民が一致団結するような政治や教化
天 天候などの自然
地 地形
将 戦争指導者の力量
法 軍の制度・軍規
の「五事」を、どちらの軍がより
1君主が人心を把握しているか
2将軍が優秀か
3天の利・地の利に有利か
4軍規が厳格に守られているか
5軍隊が強力か
6兵卒の訓練がなされているか
7信賞必罰が明確に守られているか
の「七計」で比較し、十分な勝算が見込めるときに兵を起こす。
著者 金谷 治 (訳注)
1920年生まれ。日本の東洋学者。専門は中国哲学、特に中国古代思想史。 岩波文庫版で、現行の『論語』および『孫子』・『荀子』・『荘子』・『韓非子』・『大学、中庸』の訳注書を刊行。
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DIME (ダイム) 2014年 12月号 [雑誌] 明治大学文学部教授 斎藤 孝 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はしがき | p.3 | 1分 | |
解説 | p.9 | 6分 | |
計 篇(第一) | p.25 | 5分 | |
作戦篇(第二) | p.35 | 4分 | |
謀攻篇(第三) | p.44 | 5分 | |
形 篇(第四) | p.54 | 4分 | |
勢 篇(第五) | p.63 | 5分 | |
虚実篇(第六) | p.74 | 7分 | |
軍争篇(第七) | p.89 | 5分 | |
九変篇(第八) | p.101 | 5分 | |
行軍篇(第九) | p.111 | 8分 | |
地形篇(第十) | p.129 | 6分 | |
九地篇(第十一) | p.142 | 11分 | |
火攻篇(第十二) | p.166 | 4分 | |
用間篇(第十三) | p.174 | 5分 | |
附 録 孫子伝 | p.186 | 4分 |