主にシェアハウスを事例として、現在の所有ではなく、シェアを利用した消費スタイルを分析している。人と人のつながりが希薄になり、無縁社会が社会問題となる中で、今後、シェアを通じて生み出されるコミュニティの重要性についてを語る。シェア型ビジネスの事例のレポートになっている。
カーシェアリング、自転車シェアリング、高級ブランドのレンタルなどのシェア型消費行動は、かなり広まっている。モノの所有よりも、シェアを通じて人とのコミュニケーションを重視する価値観が、シェア型の行動を拡大させている。
著者 三浦 展
1958年生まれ。マーケティング・アナリスト、消費社会研究家 マーケティングリサーチやマーケティングプランニング、コンサルティング等の受託業務等を行う株式会社カルチャースタディーズ研究所代表取締役。 団塊ジュニア世代、団塊世代などのマーケティング調査、家族、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代の予測、社会デザインの提案を行っている。
週刊 東洋経済 2011年 3/26号 [雑誌] |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 5/17号 [雑誌] MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 社会・ビジネス書担当 安齋 千華子 |
エコノミスト 2011年 3/15号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2011年 3/19号 [雑誌] ブックファースト ルミネ川越店店長代理 金子 剛士 |
週刊 ダイヤモンド 2011年 3/26号 [雑誌] 丸善 丸の内本店「松丸本舗」売場長 宮野 源太郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 2分 | |
序章 シェアとは何か | p.13 | 8分 | |
第一章 なぜ今日本に、シェア型の価値観、行動が必要なのか? | p.27 | 12分 | |
第二章 すでに広がっているシェア型の消費とビジネス | p.47 | 16分 | |
第三章 シェア型ビジネスによるコミュニティの活性化 | p.75 | 22分 | |
対談 企業もシェア社会の台頭に対応しないといけない | p.113 | 11分 | |
第四章 シェア型経済をリードするのはどんな人か? | p.131 | 19分 | |
対談 建築家は都市のシェアをリードしてきた | p.163 | 11分 | |
第五章 無縁社会からシェア社会へ | p.181 | 12分 | |
対談 福祉もシェアへ | p.201 | 18分 | |
あとがき | p.231 | 2分 |
共有すること。 ソーシャルメディアの普及により、個人間でモノを共有し合うサービスが増加している。代…
家族を超える社会学―新たな生の基盤を求めて [Amazonへ] |
コミュニティを問いなおす―つながり・都市・日本社会の未来 (ちくま新書) [Amazonへ] |
成熟日本への進路 「成長論」から「分配論」へ (ちくま新書) [Amazonへ] |
家族、積みすぎた方舟―ポスト平等主義のフェミニズム法理論 [Amazonへ] |