VAIOやスゴ録の事業責任者を務めた著者が、22年間働いたソニーでの経験とグーグルで3年間働いた経験から、学んだことを語っている本。日本企業と米国企業の違いや、現在のソニーの不振の原因などが、ビジネス現場の実体験から綴られている。
「グーグルで必要なことは、ソニーが教えてくれた」という題名は、グーグル全盛の自体に逆説的である。しかし、日本企業が創業した世界企業であるソニーは、本当はグーグルぐらい凄かった。VAIO、スゴ録、コクーン、ウォークマンなど数々の事業の成功と失敗から学んだことが自伝的に書かれている。
著者 辻野晃一郎
1957年生まれ。Google日本法人 元代表取締役社長 ソニーで22年間働き、VAIO、スゴ録、コクーンなど、ソニーの主力商品を次々と生み出して実績を持つ。ソニー退職後は、Google日本法人にて3年間働き、日本法人の代表も務めた。
日本経済新聞 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
日経ビジネス 2011年 1/24号 [雑誌] |
このビジネス書を読め! ビジネス書大賞2011 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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プロローグ | p.11 | 5分 | |
第一章 さらばソニー | p.17 | 8分 | |
第二章 グーグルに出会う | p.27 | 15分 | |
第三章 ソニーからキャリアを始めた理由 | p.45 | 16分 | |
第四章 アメリカ留学 | p.65 | 16分 | |
第五章 VAIO創業 | p.85 | 20分 | |
第六章 コクーンとスゴ録のチャレンジ | p.109 | 38分 | |
第七章 ウォークマンがiPodに負けた日 | p.155 | 16分 | |
第八章 グーグルの何が凄いのか | p.175 | 23分 | |
第九章 クラウド時代のワークスタイル | p.203 | 16分 | |
第十章 グーグルでの日々 | p.223 | 15分 | |
第十一章 グローバル時代のビジネスマインドと日本の役割 | p.241 | 11分 | |
エピローグ | p.255 | 3分 |