強さとは
「強い」の第一イメージは「変わらないこと」だ。
たとえば継続は力なりで、小さなことや当たり前のことでも、それを倦むことなく続ける。その「変わらなさ」に強さの源泉がある。
全力を尽くし、運をつかめ
『創業後まもなく、4店舗目を新業態の高級路線でチャレンジしたところ失敗して、資金繰に窮する事態となった。銀行の貸し剥がしにあい途方にくれていると、取引先の酒屋が借用書なしで2000万円を貸してくれた。』
真剣、情熱、誠実。そういう泥臭いけれども真っすぐな思いがあなたに味方を作ってくれる。
本気こそが、求心力の母体。本気の持つ熱が吸引力となって、そこに人も集まれば、運も集まってくる。
運をつかむ方程式
運をつかむには、『神が応援したくなる生き方』を心がけることだ。
一言で言えば、出来うる全ての努力をしていること。自分の力が及ぶあらゆることに真摯に取り組んでいること。
死ぬ程の努力をしている人なら、神様が「こんなに頑張っているのだから、1つ応援してやろう」と思ってくれる確率はずっと高くなる。
夢が進化するにつれ、人は成長する
夢には大きく、二つの特徴が有ると考える。
①夢は人間を成長させる為の手段でしかない
夢はかなえることよりも、「追いかけること」に重点が置かれるべきものだ。
すなわち、夢を叶えようと一所懸命に努力する過程で自分の心を磨くこと。夢への道を歩む間に降りかかってくる困難を乗り越え、そのプロセスでおのずと自分の人間性が高まっていくこと。
②本当の夢はみずから増殖し、進化していく
かなえられたことで満足する程度の夢は、実は夢というより「欲望」の範囲を出ないものだ。
なぜなら、本当の夢には自ら増殖していく性質があって、1つの夢を果たすと、そこからさらに高い夢、新しい夢が自然に生み出されてくるからだ。
夢の進化と人間の成長はパラレルになっている。二つは相補完しながら、競う様にしてどっちも大きくなっていく。人間の成長とともに、夢も進化していくし、夢の進化が人間の成長を促してもくれるのなのだ。
ピンチこそが飛躍への足がかりとなる
『「つぼ八」オーナーだったころ、フランチャイズ契約を解消して、順次その13店舗を新業態「和民」として展開しようとしました。「和民」への切り替えが進むほど、収支は悪化の一途度たどりました。赤字に転落し、数ヶ月先に完全に立ち行かなくと覚悟したとき、「つぼ八」の創業者が救いの手を差しのべてくれました。おかげで、効率的な仕組みづくりとコストカットに成功し、今日の発展につながったのです。』
危機の隣にはいつも機会が潜み、とてつもない失敗はとてつもない成功のもとになるのである。