優れた企業が指針とすべきこと
企業が強みを発揮するには、「従業員の性格や能力は一人ひとり異なる」という事実を踏まえて、その違いを活かすことである。一人ひとりに適した業務を把握し、人材の配置、評価、教育、育成等を行うことが大切である。
その際、最も重要なことは、「人の強み」に注目することである。
「強み」とは何か
強みとは、「常に完璧に近い成果を生み出す能力」のことである。そして、仕事で成功した人達は、自らの強みを自覚し、それを活かしている。常に完璧に近い成果を生み出すには、自分のことをよく知らなければならない。
「強み」を中心に据えた人生を築くのに必要なこと
①天性の才能か、後天的な能力かを見分けること
②自分の才能を特定すること
③才能を言葉で表すこと
才能は、「無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン」である。知識とは、学習と経験によって知り得た真理と教訓。技術とは、行動のための手段である。才能、知識、技術の3つが組み合わさって、初めて強みが生まれる。
知識と技術を積極的に身に付けても、自分の才能と違う分野であれば、強みを築けない。まずは、自分の才能を特定すること。その後に、必要な知識と技術を身につけることが大切である。
自分の才能を特定するには、客観的な眼で自分を見つめることである。いかに早く業務をこなすコツをつかめるか。いかに早く上達し、学んだことを発展させられるか、その業務に没頭できるか。こうした観点から3ヶ月ほど自分を観察すれば良い。どの点においても満足いく結果がでなければ、その業務は向いていないため、他の業務を次々に試せば良い。
自分の才能を突き止める方法