日本企業の品質問題の本質を解明し、グローバル競争を勝ち抜くために欠かせない、日本ならではの「品質」について解説している。
これからのものづくりにおいて必要なことが書かれている。
グローバル化、技術の高度化に伴って、予測できない品質問題が発生するリスクが高まっている。日本企業は品質問題を予測し、未然に防止する「つくり込み能力」を高める必要がある。
これからの「日本品質」に求められているのは「機能的品質」に加えて「情緒的品質」である。情緒的品質を高めるには以下の3つが必要である。
①ストーリー
②サプライコントロール(希少性)
③きめ細かいサービス
著者 遠藤 功
1956年生まれ。早稲田大学大学院商学研究科(ビジネススクール)教授 株式会社ローランド・ベルガー日本法人会長 大学での教職、経営コンサルティング活動に加え、講演、研修、執筆など多方面で活躍している。
TOPPOINT |
日経トップリーダー |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
第1章 品質は本当に危機なのか | p.11 | 23分 | |
第2章 「日本品質」を守るための本質的課題 | p.45 | 15分 | |
第3章 「日本品質」を守るための二つの視点 | p.67 | 28分 | |
第4章 「情緒的品質」こそ日本の生命線 | p.111 | 11分 | |
第5章 「情緒的品質」を高めるための三つのS | p.127 | 23分 | |
第6章 高品質サービスで攻める | p.161 | 17分 | |
第7章 品質とは「企業戦略」 | p.189 | 7分 | |
第8章 「日本品質」創造のための四つの提言 | p.199 | 16分 | |
おわりに | p.223 | 2分 |