成果が上がらないのはなぜか。それは、企業や組織に「実行」の文化が根づいていないという場合が多い。どうすれば「実行」できるのか。辣腕経営者と著名コンサルタントが豊富な経験をもとに「実行」のノウハウを説く。
実行について考える時は、以下の3つを念頭に置く必要がある。
①実行とは体系的なプロセスである。
②実行はリーダーの仕事である。
③実行は文化の一部でなければならない。
リーダーは、企業に実行力を持たせるため、従業員を知り、適材適所を心がけ、実行という文化を浸透させる必要がある。その際には、積極的に関与し、最後までフォローしなければならない。
著者 ラリー ボシディ
1935年生まれ。ハネウエル・インターナショナルの前会長兼最高経営責任者(CEO) 1984年から1991年までGE副会長兼執行役員を務めるなど、同社のジャック・ウェルチ会長の右腕として活躍。1991年、アライド・シグナルの会長兼CEOに転じ、卓越した手腕で同社を世界的に尊敬される企業に育て上げた。1999年、アライド・シグナルとハネウエルの歴史的合併を成し遂げ、ハネウエル・インターナショナル会長に就任。2000年4月に退任したが、2001年7月、会長兼CEOに復帰。 アライド・シグナルを、成長とシックスシグマによる生産性向上の重視によって成功に導き、世界的に尊敬される企業に変貌させた手腕を高く評価されている。ジャック・ウェルチ前GE会長が惚れ込んだ、「心から頼れる友人」
著者 チャールズ バークライター兼編集者 元フォーチュン誌の編集者
著者 ラム チャラン1939年生まれ。コンサルタント 世界的に著名なビジネス・アドバイザー、作家、教師、講演者として活躍、世界のトップ企業のCEO、取締役会、エグゼクティブたちに協力し、40年の実績を誇る。 ハーバード・ビジネス・スクールとノースウェスタン大学で教鞭をとり、25作に及ぶ著書は世界で400万部のベストセラーとなり、12以上の言語に翻訳されている。 リーダーたちにアドバイスとコーチを授けるほかに、米国、トルコ、インド、ブラジルの複数の企業で取締役を務めている。 ペンシルベニア大学ウォートン・スクール、ノースウェスタン大学、ニューヨーク州クロトンビルのGEの研修センターから最高教師賞を授与された。また2005年には人的資源ナショナル・アカデミーで優秀フェローに選出された。
TOPPOINT |
日経ビジネス 2011年 6/13号 [雑誌] |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 6/18号 [雑誌] 良品計画会長 松井 忠三 |
ビジネスパーソンのための「最強の教養書」100 (日経ムック) ロコンド代表取締役社長 田中 大輔 |
日経 WOMAN (ウーマン) 2011年 01月号 [雑誌] ECナビ JMEPビジネスデベロップメント部 責任者 椿 奈緒子 |
THE21 2017年 12 月号 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 8分 | |
第1章 誰も気づかないギャップ | p.17 | 18分 | |
第2章 実行がもたらす違い | p.42 | 16分 | |
第3章 構成要素その一 リーダーがとるべき七つの行動 | p.67 | 23分 | |
第4章 構成要素その二 文化の変革に必要な枠組みをつくる | p.99 | 20分 | |
第5章 構成要素その三 他人に任せてはならないリーダーの仕事 適材適所にあてる | p.126 | 23分 | |
第6章 人材プロセス 戦略・業務プロセスと連動させる | p.159 | 31分 | |
第7章 戦略プロセス 人材・業務プロセスと連動させる | p.201 | 23分 | |
第8章 戦略レビューをどう進めるか | p.232 | 15分 | |
第9章 業務プロセス 戦略・人材プロセスと連動させる | p.253 | 32分 | |
おわりに 新しいリーダーへの手紙 | p.297 | 7分 |