「事務ミス」を分析し、ミスや事故が絶えない会社を「ミスに強い組織」に変える具体策を提示している。
現代では事務ミスが致命的な損害を与えることになりかねない。ミスを防ぐのに最も重要なものは「異常検知力」である。ミスのやり直しがきく範囲内で、異常に気づくような対策が必要である。そのための方法として、①データをいつでも見られるようにする。②名前だけでなく、補強用の情報を追加する。③目印や特徴を人為的につける。④混ざってはいけないものは、別々に仕分けるといったことがある。
著者 中田亨
1972年生まれ。独立行政法人 産業技術総合研究所 デジタルヒューマン工学研究センター 生活・社会機能デザイン研究チーム 研究員。
日経トップリーダー |
週刊 東洋経済 2011年 2/26号 [雑誌] |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.3 | 1分 | |
第1章 人は「有能」だからこそ間違える | p.17 | 7分 | |
第2章 間違えのメカニズム追究はきりがない | p.29 | 10分 | |
第3章 そもそも「間違い」とは何か? | p.46 | 10分 | |
第4章 時代が事務ミスを許さない! | p.63 | 6分 | |
第5章 ミスの解決は、「6つの面」から考える | p.73 | 11分 | |
第6章 「気付かない」から事故になる | p.91 | 16分 | |
第7章 異変のはじまりはどこか? | p.117 | 7分 | |
第8章 「ミスしないこと」は目標になりえるか | p.129 | 5分 | |
第9章 御社の「手順」はムダだらけ | p.137 | 12分 | |
第10章 氾濫する「ダメ書式レイアウト」 | p.157 | 18分 | |
第11章 「ミスに強い」組織に変える | p.186 | 13分 | |
あとがき | p.207 | 2分 |