「伝える」ために大事なこと
伝えるために大事なことは、自分自身がしっかり理解することである。
特にそのことに関してまったく知識のない人にわかるように伝えるには、自分も正確に理解していなければならない。
何かを調べる時には、「学ぼう」「知ろう」という姿勢にとどまらず、全く知らない人に説明するにはどうしたらよいかということまで意識すると、理解が格段に深まる。理解が深まると、人にわかりやすく、正確に話すことができるようになる。
理解を深めるには、まず「自分がいかに物事を知らないか」を知ることからスタートする。「自分が知らないこと」を知り、他者から謙虚に学ぶ姿勢さえ持ち続けていれば、コミュニケーション能力は確実に向上する。そして「伝える力」も伸びていく。
相手の心をつかむ方法
・つかみ、導入部が大切。
時系列を逆転させたり、わざと反対のことを言ったり、意外な話をしたり、相手に興味を持たせるように工夫する。
・テーマを1つに絞る。
15分ぐらいまでは、一つのテーマに絞って話す。
・自信を持って発表する。
自信を持って発表するには、企画全体をしっかり練って自分のものにしておくことが大前提である。
わかりやすく伝える方法
・少しでも専門性のあるカタカナ用語や業界用語は、社外の人には使わない。
・「〜性」「〜的」は曖昧な性質がある。中身を具体的に説明する。
・漢語表現や四字熟語の乱用は控える。
・「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」が基本。
・相手の立場になって伝える。
・図解はあくまで手段であって目的ではない。
・矢印は基準を決めて使う。
・図に入れる文字は最小限にする。