マッキンゼーをはじめとする世界の主要コンサルティングファームでライティングのコースを教える著者が、独自の文書作成術を紹介する。
わかりやすい文章を書くポイントは、考えをピラミッド構造にして述べることである。頂上に主題を置き、下の階層を要約する。読み手が疑問に思うことを考え、それに答えるQ&A形式で、考えを書き表す順序を階層状に並べると、相手に伝わる。
著者 バーバラ ミント
ピラミッドレポーティングの指導者 ハーバード・ビジネススクール卒業後、マッキンゼー社に初の女性コンサルタントとして入社。文書作成に関する能力が認められ、ヨーロッパスタッフのレポート作成指導責任者となった。 1973年に独立し、ピラミッド原則を用いたレポート作成、分析、プレゼンテーションなどの方法を教えている。世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えている。
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THE21 2017年 01 月号 [雑誌] 経営コンサルタント 藤井 孝一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 なぜピラミッド構造なのか? | p.5 | 14分 | |
第2章 ピラミッドの内部構造はどうなっているのか? | p.19 | 10分 | |
第3章 ピラミッド構造はどうやって作るのか? | p.29 | 18分 | |
第4章 導入部はどう構成すればいいのか? | p.47 | 33分 | |
第5章 演繹法と帰納法はどう違うのか? | p.81 | 20分 | |
第6章 ロジック順序に従う | p.105 | 27分 | |
第7章 グループ内の考えを要約する | p.133 | 33分 | |
第8章 問題を定義する | p.171 | 23分 | |
第9章 問題分析を構造化する | p.195 | 37分 | |
第10章 文章構成にピラミッドを反映させる | p.235 | 25分 | |
第11章 文章表現にピラミッドを反映させる | p.261 | 10分 | |
追補A 構造なき状況下での問題解決 | p.271 | 8分 | |
追補B 本書で述べた重要ポイントの一覧 | p.279 | 6分 |
読み手は当然のことのようにトップダウンに考えを記憶しようとします。したがって、トップダウンで書き手の考えが示されていれば、読み手はより容易に理解できるようになります。
2011-11-22
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