松下幸之助が、松下政経塾の塾生たちに思いを切々と伝え続けた未公開テープ約百時間を編集して作られた名語録。
「リーダーになる人に知っておいてほしいこと」とのタイトル通り、これからリーダーになる人を励ますメッセージが込められている。
常に志を抱きつつ懸命に為すべきを為すならば、いかなる困難に出会うとも道は必ず開けてくる。成功の要諦は、成功するまで続けるところにある。
他を頼り人をあてにしていては事は進まない。自らの力で、自らの足で歩いてこそ他の共鳴も得られ、知恵も力も集まって良き成果がもたらされる。
既成にとらわれず、たえず創造し開拓していく姿に、日本と世界の未来がある。時代に先がけて進む者こそ、新たな歴史の扉を開くものである。
いかなる人材が集うとも、和がなければ成果は得られない。常に感謝の心を抱いて互いに協力しあってこそ、信頼が培われ、真の発展も生まれてくる。
著者 松下 幸之助
1894年生まれ。パナソニック(旧社名:松下電器産業)を一代で築き上げた実業家。 PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、晩年は松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2011年 02月号 [雑誌] |
エコノミスト 2011年 9/6号 [雑誌] 日本大学教授 岩井 奉信 |
週刊 東洋経済 2010年 1/2号 [雑誌] 丸紅 社長 朝田 照男 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] プライスウォーターハウスクーパースパートナー 山本 紳也 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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Ⅰ部 第1章 素直な心で衆知を集める | p.17 | 8分 | |
Ⅰ部 第2章 自修自得で事の本質を究める | p.31 | 9分 | |
Ⅰ部 第3章 日に新たな生成発展の道を求める | p.47 | 4分 | |
Ⅱ部 第1章 素志貫徹―道を切りひらくために | p.55 | 8分 | |
Ⅱ部 第2章 自主自立―知恵と力を集めるために | p.69 | 5分 | |
Ⅱ部 第3章 万事研修―すべてに学ぶ人となるために | p.79 | 12分 | |
Ⅱ部 第4章 先駆開拓―新たな歴史の扉を開くために | p.101 | 7分 | |
Ⅱ部 第5章 感謝協力―真の発展を目指して | p.113 | 6分 |