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デザインとは「らしさ」を伝えること

今日における宝とは「モノ」ではなく、知性や個性といった人間がもともと持っている「能力」や「魅力」であり、それを大切に使うことである。インターネットにおいては、自分の宝を情報として開示するだけでも、チャンスは広がっていく。

そのため、ツイッターやフェイスブックのアイコン、プロフィール、ハンドルネームなどはいい加減にしてはならない。特にセンスが求められ、デザインに関わるのが「アイコン」であるが、多くの人はアイコンに気をつかっていない。

アイコンすなわち己を映す「鏡」を相手に配慮しながらどう見せていくかこそが、「デザインセンス」である。「見せることで伝える」ことはすべての表現行為に共通し、「相手の立場という視点」を持てるかどうかが大切である。

「デザインする」ということは、そのデザインされる何かの「らしさ」を際立たせることである。デザインセンスを身に付けるには、自らを飾り立てるのではなく、他と間違われてはいけない自分というものを意識し、何が自分の強みなのかを考え、相手が価値を感じる「自分らしさ」を認識しなければならない。


デザインする技術

・黄金比(1対1.618)を心掛ける。
・三分割法(画面の縦横を3分割し、クロスするところにポイントを置く)を使う。
・構図に気を使う。流れに反すると目立つ。
・写真アイコンを利用する。
・アングルを使い分ける。対象物を見上げると迫力がでる。逆だと保守的になる。
・主題をフォーカスする。ピントを組み合わせ視線を誘導する。
・対象を明示し、色を決定する。その際、色見本帳を使う。
・「らしさ」「ふさわしさ」を演出するトーン・アンド・マナーを理解する。
・ポジショニング(クラスとタイプ)を考える。
・シンプルにする。