ドラッカーが亡くなる約3ヶ月前に残した日本人へ向けた言葉。日本の現状をどう捉えているか、どんな未来が待ち受けているか、これから私たちはどう生きていけば良いか、といった質問に対する答えが書かれている。
グローバル化した情報によって、世界は新しい時代の変わり目にある。日本は時代の変わり目にある事を意識しなければならない。
知識労働が中心を成す知識社会は、ますます重要性を増している。国際競争においては知識を生産的にすることが、競争を可能にする唯一の方法である。
日本は東洋にありながら西洋の一部になれた事で成功したが、結果としてハイコストな国になってしまった。中国やインドなどのローコストな労働力を抱える国が脅威となり、今後日本が生き残るためには、絶えざるイノベーションと、それによって生み出される価値を輸出し続けることが要求される。
著者 P・F. ドラッカー
1909年生まれ。経営学者。 「民営化」「ベンチマーキング」「コアコンピタンス」をはじめ、マネジメントスキルのほとんどを生み育てた功績から「マネジメントの父」とも称されている。
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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第1章 世界はどこへ向かっているのか | p.9 | 7分 | |
第2章 日本の“いま” | p.45 | 5分 | |
第3章 “仕事”に起こった変化 | p.69 | 5分 | |
第4章 日本が進むべき道 | p.93 | 5分 | |
第5章 経営とは?リーダーとは? | p.117 | 9分 | |
第6章 個人のイノベーション | p.161 | 4分 |