仕事を効率よくこなし、定時に帰ると評価されない。むしろ、ダラダラ仕事をして遅くまで残ることが評価される。プレゼン資料はとりあえず大量のボリュームがあれば大丈夫。
本当に仕事の成果につながるのか考えずに、「仕事をしているつもり」になっている人が多い。
時間と労力の無駄やめて、仕事を効率化するにはどうすれば良いのかを紹介しています。
・けっこう一生懸命、仕事をしている
・周りもそれを認めていて、非難する人はいない
・本人はその行為にまったく疑問を持っていない
・しかし、成果はほとんど出ない
多くの人は感覚が麻痺しており、「仕事をしたつもり」という大いなる時間と労力の無駄に気づかなくなっている。
「よく考えない」事により、人生の時間と労力は大量に費やされることになる。保身を続けることで、本当の意味での成功や評価とは縁遠い人間になり、「人材市場価値」を失う。
「仕事をしたつもり」から抜け出すには、まず「仕事をしたつもり」を半分にする。残りの半分は「仕事をしたフリ」をすれば良い。残りの半分の時間を真剣に考えることに費やすことである。
著者 海老原 嗣生
1964年生まれ。雇用ジャーナリスト リクルートグループで20年間以上、雇用の現場を見てきた経験から、雇用・労働の分野には驚くほど多くのウソが常識としてまかり通っていることを指摘し、本来扱うべき“本当の問題”とその解決策を提言し続けている「人事・雇用のカリスマ」。 2008年に立ち上げた人材コンサルティング会社・ニッチモの代表取締役を務めながら、リクルートエージェント社のフェロー(客員社員)第1号としても活躍し、同社発行の人事・経営専門誌「HRmics」の編集長を務める。
週刊 ダイヤモンド 2011年 11/5号 [雑誌] 三省堂書店営業本部課長 鈴木 昌之 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
THE 21 (ざ・にじゅういち) 2012年 02月号 [雑誌] 作家 小暮 太一 |
DIME (ダイム) 2012年 10/2号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに いつも忙しいのに成果が出ない。なぜだ! | p.13 | 4分 | |
第1章 何十枚も資料を作って、それで仕事をしたつもり?―「量の神話」を突き崩せ | p.27 | 16分 | |
第2章 流行のビジネスモデルを学んで、それで仕事をしたつもり?―中身より形にこだわる「ハコモノ志向」 | p.57 | 19分 | |
第3章 みんなで一緒に考えて、それで仕事をしたつもり?―大義が引き起こす「本末転倒」 | p.93 | 18分 | |
第4章 業界トップの真似をして、それで仕事をしたつもり?―過去の自分までもが加担する「横並び意識」 | p.127 | 17分 | |
第5章 「お客様は神様です」とへりくだって、それで仕事をしたつもり?―商売の原則を無視した「過剰サービス」 | p.159 | 14分 | |
第6章 新しいことにチャレンジしないで、それで仕事をしたつもり?―「安全策」や「奇策」に逃げるな | p.185 | 15分 | |
終章 「仕事をしたつもり」からの抜け出し方 | p.213 | 8分 |