目上の人のアドバイスに対して「上から目線」だと反発する人が目立つ。なぜ「上から」が気になるのか。心理学的な見地から、そのメカニズムを解明している。
若者を部下に抱える中間管理職の方や、上から目線が気になる人に納得感を与える1冊。
目上の人の助言を「上から目線」と非難するタイプの人は、見下されるのではないかという不安が強い。そのため、本来は役に立つアドバイスも、こちらに対して優位を誇示する材料だと受けとめてしまう。
人を見下す傾向のある人に限って、人が自分を見下すのではないかといった恐れを抱きがちである。人より優位に立ちたいのに、現実にはそうならない自信のない人が、相手の「上から目線」を過度に気にする。
つまり「上から目線」と感じるのは、その人がコンプレックスを抱えているからである。
著者 榎本 博明
1955年生まれ。MP人間科学研究所代表 心理学博士 東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。川村短期大学講師、大阪大学大学院助教授、名城大学大学院教授等を経て、MP人間科学研究所代表。 産業能率大学、システムブレーンでも心理学をベースにした企業研修・教育講演を行う。
日本経済新聞 |
週刊 東洋経済 2011年 11/19号 [雑誌] |
情報考学 Passion For The Future 橋本 大也 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
TOPPOINT |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
プロローグ 「上から目線」とは何か | p.3 | 9分 | |
第1章 なぜ「上から目線」が気になるのか | p.19 | 24分 | |
第2章 「上から」に陥りがちな心理構造 | p.61 | 29分 | |
第3章 空気読み社会のジレンマ | p.111 | 29分 | |
第4章 目線に敏感な日本人 | p.161 | 21分 | |
第5章 「上から目線」の正体 | p.197 | 14分 | |
おわりに | p.222 | 2分 |
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