インターネットなどの通信の発達や中国・インドの経済成長により、世界経済は一体化し、同等な条件で競争を行う時代になった。「世界のフラット化」を目の当たりにした著者の経験と、それを可能ならしめたプラットフォームの発達、そしてそれらが収束していく過程が述べられている。
IT技術の発達により、世界中に散らばる人々との共同作業が可能になった。インターネットに接続する個人はグローバルな競争力を有し、企業は水平なビジネスモデルを展開する。これは産業革命以来のビックイベントと言う事が出来る。
著者 トーマス フリードマン
1953年生まれ。ニューヨーク・タイムズ紙コラムニスト UPI通信に入社し、一年間ロンドン支局で勤務した後、ベイルートに派遣される。1979年から81年まで特派員生活を送った後、ニューヨーク・タイムズ社に移り、1982年ベイルート支局長を命じられた。赴任直後にイスラエルによるレバノン侵攻が起こる。この戦争の報道によって1983年のピュリツァー賞を受賞。 1984年から88年までエルサレムに派遣されたフリードマンは、イスラエルに関する幅広く公平な報道によって、88年に再び同賞を得る。これらの体験をもとに書き上げた『ベイルートからエルサレムへ』は翌89年の全米図書賞を受賞した。 クリントン時代にホワイトハウス担当首席記者をつとめた後、1995年からは外交問題コラムニストとなる。2002年、テロが全世界におよぼす脅威についての報筆活動が認められ、3度目のピュリツァー賞を受賞
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2011年 5/17号 [雑誌] 作家 守屋 淳 |
PRESIDENT (プレジデント) 2012年 4/30号 [雑誌] ブリヂストン環境担当執行役員 江藤 尚美 |
エコノミスト 2012年 9/11号 [雑誌] 慶應義塾大学教授 竹中 平蔵 |
仕事・人生が変わる すごい! 本 370冊( 日経BPムック) (日経BPムック スキルアップシリーズ) |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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序 文 | p.9 | 2分 | |
第1部 世界はいかにフラット化したか | p.13 | 1分 | |
第1章 われわれが眠っているあいだに | p.15 | 47分 | |
第2章 世界をフラット化した10の力 | p.80 | 150分 | |
第3章 三重の集束 | p.286 | 32分 | |
第4章 大規模な整理 | p.330 | 26分 | |
第2部 アメリカとフラット化する世界 | p.366 | 2分 | |
第5章 アメリカと自由貿易――リカードはいまも正しいか? | p.369 | 15分 | |
第6章 無敵の民――新しいミドルクラスの仕事 | p.389 | 31分 |