人類が直面する諸問題の大半は、ますます複雑さを増すわれわれの世界システムを把握できないことから生じている。本書は、集団学習の技術と実践に関心を抱く抱く者のために執筆された。
ハーバード・ビジネス・レビュー誌より、過去75年間における最も優れた経営書の1つであると評価されている古典。
著者は、Business Strategyで「この100年の間に、ビジネス戦略上の最も大きな影響を与えた24人の1人」であると紹介されている。
本書で紹介する方法やアイデアは、世界が個別の、互いに関連のない力で成り立っていると言う幻想を打破しようとするものだ。この幻想を捨て去って初めて、われわれは「ラーニング・オーガニゼーション」、すなわち、学習する組織を構築することができる。それは人々がたゆみなく能力を伸ばし、心から望む結果を実現しうる組織、革新的で発展的な思考パターンが育まれる組織、共通の目標にむかって自由に羽ばたく組織、共同して学び続ける組織である。
世界がますます緊密に結びつき、ビジネスがさらに複雑化しダイナミックになるにつれ、仕事はますます「ラーニングフル」になる。これから本当の意味で抜きんでる組織は、あらゆるレベルのスタッフの意欲と学習の能力を活かすすべを見出した組織となるだろう。
著者 ピーター・M. センゲ
1947年生まれ。マサチューセッツ工科大学の「組織学習センター」の責任者 フォード、アップルなどの多くの企業に、学習する組織の理論と実践を紹介している。
帯 ビジネス・ブレークスルー代表取締役 大前 研一 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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充分長いてこがあれば、片手で世界を動かして見せよう | p.9 | 15分 | |
組織はかく思考する | p.26 | 11分 | |
システムの囚人、考え方の囚人? | p.39 | 32分 | |
システム思考の法則 | p.77 | 12分 | |
考え方をシフトする | p.91 | 21分 | |
現象を支配するパターンを見抜く | p.116 | 15分 | |
レバレッジの原則 | p.133 | 15分 | |
木を見て森も見る | p.150 | 13分 | |
自己マスタリー | p.165 | 21分 | |
メンタル・モデルの克服 | p.190 | 29分 | |
共有ビジョン | p.224 | 28分 | |
チーム学習 | p.257 | 26分 | |
組織の分権化 | p.287 | 17分 | |
管理職の時間 | p.307 | 4分 | |
仕事と家庭の対立が終わる | p.312 | 11分 | |
マイクロワールド1 | p.325 | 9分 | |
マイクロワールド2 | p.335 | 6分 | |
マイクロワールド3 | p.342 | 17分 | |
新しいリーダーシップ | p.362 | 33分 |