情報時代をとらえる
情報とは、人々をドライブさせるためのガソリンであり、その中心はソーシャルメディアになってきている。
ソーシャルメディアは、信憑性が相対的に低くても価値が低い訳ではない。生の情報が即座に出てくることに意味を見いだし、そのことを認識した上で情報を取り扱えばよい。その際、情報のインプットとアウトプットのバランスを取ることが重要である。
情報のインプット
・情報を使って何をしたいのかをはっきりさせること。
・一期一会のアウラに上手くのる。
・フォローする基準は、①直接関わりがある知り合い、②自分に興味を持っている人、③ツイーと内容が面白い人。
・ネット手に入る情報には偏りがあるので、日経テレコンや書籍も頼る。
・入ってくる情報をソースによって順位付けしない。フラットな目を持ち、発信している「人」で真偽を見分ける。
・なるべく両極のソースにあたったうえで自分の判断基準を決めていく。
・自分の過去のツイートを追って、情報の検証を行う。
・過去のタイムラインを全て読む必要は無い。情報をさかのぼる一定のルールを自分の中に決め、リアルタイムの情報を優先する。
・人に会い、本を読み、オフラインの情報も収集する。
・エゴサーチを行い、自分自身のマーケティングを行う。
情報のアウトプット
・変なリプライや攻撃的反応が着ても気にしない。1割のネガティブよりも、9割のポジティブを認識する。
・独自の視点を持つ。一定の基準を自分の中でつくり、インプットした情報から新しい発想を生み出そうとすることで、必然的にアウトプット力は鍛えられる。
・情報発信力を高めるには、ツイッターで話題になりそうな情報を流してみること。そして、その反応から自分のフォロワーにどんな人がいるかマーケティングする。
・フォロワーを増やすには、まずフォローを増やすこと。次に、そこに対して面白そうな情報を紹介して投げるという貢献を行う。
・他人に喜んでもらうには、共感してもらえるかどうかがカギ。共感を得るには、情報発信している理由と一緒に提示する。
・自分が面白いと信じることを、まず1年間継続する。
・新旧メディアを組み合せて発信する。
・「軸」を決めて、直感を信じて発信する。
今後の展望
これからはソーシャルキャピタル(人間関係資本)の時代になる。つまり、経済資本とは関係のない、「つながり」による無形・無償の財産が大切になってくる。
人はすべて他人にとってのソーシャルキャピタルである。資本を使うためには自分自身も資本でなくてはならない。そのために、まずは目先の損得勘定を抜きに、他人の資本としての自分の価値を高めて提供することである。