「中国模式」とは、中国独自の発展モデルのことである。生活、ビジネス、経済、政治、外交の視点から、中国模式とはどのようなものかを紹介する。
現在の中国の経済発展の裏で抱える社会問題や米中の外交問題、中国の政治のしくみなど、等身大の中国がわかる1冊。
北京で働く著者の視点から、中国という国をわかりやすく紹介しており、中国入門書として使えます。
「中国模式」とは、英語に直すと、チャイニーズ・モデル、チャイニーズ・スタンダードとなる。つまり、中国式の発展モデル、基準という事である。
この言葉は、2009年秋の建国60周年の頃から使われだし、中国がGDPで日本を追い越し、世界No2の経済大国となった2011年初め頃に定着した。今では胡錦濤主席や温家宝首相らも発言の中でよく用いる。「中国は、欧米先進国とは異なった独自の形、すなわち、中国模式によって発展していく」
中国の行動を理解するには「中国模式」について知る必要がある。
著者 近藤 大介
1965年生まれ。講談社(北京)文化有限公司 副総経理 大学卒業後、講談社入社。『現代』『週刊現代』副編集長などを経て現在、講談社(北京)文化有限公司に出向。2008~09年、明治大学講師(東アジア論)。講談社のネットニュース誌『現代ビジネス』に「北京のランダム・ウォーカー」を連載中。
エコノミスト 2012年 2/7号 [雑誌] |
日経ビジネス |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.9 | 2分 | |
第1章 過渡期の中国社会―生活編 | p.13 | 26分 | |
第2章 対中交渉の極意―ビジネス編 | p.53 | 23分 | |
第3章 「昇龍」のゆくえ―経済編 | p.89 | 45分 | |
第4章 「中南海」の実相―政治編 | p.159 | 32分 | |
第5章 アメリカにどう挑むか―外交編 | p.209 | 42分 | |
あとがき | p.275 | 3分 |