電力不足、災害対策、過疎問題など、震災後に問われている日本人の「住み方」について、建築家の隈研吾氏と養老孟司氏が対談しています。
日本人の「家をプライベートな空間として、私有する」という考え方こそが、問題であると説く。固定された一つの住居観にとらわれず、環境に応じて住み方も変えるべきだとしている。
過疎問題や震災復興に関して、今後のヒントになる内容になっている。
そもそも、日本人は本当に住むところに困っているのか。まず、困ることが先である。人生の中で一度や二度は、住むことに困ればいい。で、自分で何とかすればいい。日本人は敗戦だってそうやって生きてきた。どこだって、どうでも住める。
著者 養老 孟司
1937年生まれ。東京大学名誉教授 東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入る。1995年東京大学医学部教授を退官し、現在東京大学名誉教授。著書に『唯脳論』『バカの壁』『養老孟司の大言論』など、専門の解剖学、科学哲学から社会時評まで多岐に渡る。
著者 隈研吾1954年生まれ。建築家 株式会社隈研吾建築都市設計事務所主宰。日本設計、戸田建設、コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立。 法政大学工学部建設工学科非常勤講師、慶應義塾大学環境情報学部特別招聘教授、慶應義塾大学理工学部客員教授、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科教授、アメリカイリノイ大学建築学科客員教授を経て、2009年より東京大学工学部建築学科教授。 1997年「森舞台/登米町伝統芸能伝承館」で日本建築学会賞受賞、2002年「那珂川町馬頭広重美術館」をはじめとする木の建築でフィンランドよりスピリット・オブ・ネイチャー 国際木の建築賞受賞。2010年「根津美術館」で毎日芸術賞受賞。
日経ビジネス |
日本経済新聞 東北大学大学院教授 五十嵐 太郎 |
日経 ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 04月号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2012年 3/10号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2012年 3/31号 [雑誌] 丸善 丸の内本店「松丸本舗」売場長 宮野 源太郎 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.1 | 3分 | |
第1章 「だましだまし」の知恵 | p.11 | 17分 | |
第2章 原理主義者に行かない勇気 | p.39 | 17分 | |
第3章 「ともだおれ」の思想 | p.67 | 18分 | |
第4章 適応力と笑いワザ | p.97 | 17分 | |
第5章 経済観念という合理性 | p.125 | 16分 | |
第6章 参勤交代のスヽメ | p.151 | 19分 | |
あとがき | p.183 | 8分 |