東日本大震災を機に、ビジネスマンから事業家兼漁師へ転身。
仙台出身の著者は、東日本大震災をきっかけに生活や働き方を180度変えた。母と妹の安否確認のため仙台に入った後、炊き出しや物資支援、教育支援活動に従事。縁あって石巻市雄勝町の漁師と出会い、漁師の会社オーガッツを設立する。
日本の漁業は、中間業者が多く流通が整備されていない。そのため、漁師の収入が少ない。オーガッツでは、養殖の一口オーナー制度を作り、消費者と生産者をつなぐ事業を展開し始めた。
本当に求めている心の声に耳を傾けて、素直に動いてみることの大切さを教えてくれる1冊。感じるままに生きよう。
頭で考えるのではなく、感じたままに行動することで、心が喜ぶ働き方がある。
東日本大震災で炊き出し、物資支援、教育支援を行い、縁あって石巻市雄勝町で漁師の会社を設立する。生産者と消費者をダイレクトにつなぐ仕組みを作り、新しい漁業の形を作ることを目指す。
著者 立花 貴
1969年生まれ。公益社団法人MORIUMIUS 代表理事 雄勝そだての住人 業務執行役員 一般社団法人東の食の会理事 公益社団法人3.11震災孤児遺児文化・スポーツ支援機構理事 薬師寺門前AMRIT代表取締役 大学卒業後、1994年伊藤忠商事株式会社入社。化学品の原材料の部署を経て、リーテイル事業を担当。2000年、食流通関連の株式会社エバービジョン設立。 2010年、日本の食文化・伝統工芸を発信する合同会社四縁設立。 東日本大震災直後、母と妹の安否確認で仙台へ。すぐに東京へ戻るつもりが、現地で10万食の炊き出しを行うことになった。その後、石巻市雄勝町を中心に支援活動にあたり、人生の針路を転換して事業家兼漁師になることを決意。 2011年8月、雄勝の漁師とともに漁師の会社、合同会社オーガッツ発起人となる。東京と雄勝を6年で600往復し、首都圏などから延べ1,300人以上を雄勝へ連れ、全国の応援団と地元の人たちと共に、新しい仕事づくり・学びの場づくりを目指す。
帯 元杉並区和田中学校校長 藤原 和博 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 6分 | |
第1章 雄勝の未来が、日本の未来になる | p.25 | 25分 | |
第2章 「働きがい」を見つけるまで | p.69 | 25分 | |
第3章 ビジネスマンから漁師へ | p.113 | 24分 | |
第4章 新しい漁師の形とこれからの日本 | p.155 | 14分 | |
第5章 「想い」を乗せて働く | p.179 | 16分 | |
おわりに | p.216 | 3分 |
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