広告主は従来のように広告代理店が用意した「おしながき」に満足しなくなっている。今、広告主が求めているのは商品・サービスにどのようなコンテクストがあるかを生み出し、それに商品を埋め込むという企画である。
モノが売れない時代、広告も商品・サービスを伝えるだけでなく、消費者とコミュニケーションさせることを考えなければならないと説く。
広告業界の人向け、これからの広告のあり方に関する考察です。
ターゲットに受け入れられるためには「現状どのようなコンテクストが存在し、新たなコンテクストとしてどういうものを想定し、生み出し、提示し」その中にいかに商品を「埋め込む」か。
今、広告主が求めているのはこうした「コンテクスト」の企画であり、「メディアを多様に使うこと」とか「これまでにない表現を開発すること」は本質的なことではない。
著者 高広 伯彦
1970年生まれ。株式会社スケダチ代表取締役/ユニバーサルプランニングディレクター 博報堂、電通で主にメディア開発やインタラクティブ・マーケティングなどに従事した後、グーグル日本法人へ移籍。 広告商品のマーケティングやYouTubeの日本における広告セールス導入などを手掛ける。2009年に独立し、フリーのマーケティングプロデューサーとしてコミュニケーションプランニング、マーケティングコミュニケーションの企画、事業開発支援を行う。
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章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 2分 | |
Chapter 1 「広告」を超える | p.9 | 12分 | |
Chapter 2 「メディア」を発見する | p.25 | 31分 | |
Chapter 3 「消費者」と会話する | p.67 | 29分 | |
Chapter 4 「クチコミ」を再考する | p.107 | 22分 | |
Chapter 5 「コンテクスト」を生み出す | p.137 | 44分 | |
おわりに | p.197 | 2分 |