ソーシャルメディアの最前線を走るジャーナリスト津田大介氏が、ソーシャルメディアの本質とは何かを語っている。
チュニジア、エジプト等の中東で起こった民主化革命、東日本大震災において、ソーシャルメディアがどのような役割を担ったかを解説。
ソーシャルメディアの利用法から、ソーシャルメディアの未来まで、その考えを述べている。
ソーシャルメディアの本質は「ソーシャルメディアがリアルを『拡張』したことで、かつてない勢いで人を『動員』できるようになった」というところにある。
我々の手元には世界をより良く変えていくためのツールが多数存在する。あとは自ら意志を持って一歩目を踏み出すことができるかに、すべてはかかっている。
ここ数年で「ちっぽけな自分が何をやったところで社会は変わらない」という諦めが「自ら動くことで多くの人の共感が得られ、社会が少しずつ変わっていくかもしれない」という希望に置き換わった人は少なくない。
ソーシャルメディアが変えたのは、人々の「希望」の持ち方なのかもしれない。
著者 津田 大介
1973年生まれ。ジャーナリスト、メディア・アクティビスト 大学在学中よりライターとして活動。2002年、個人運営のニュースサイト「音楽配信メモ」を立ち上げる。 コンテンツビジネス周辺や著作権、IT・ネットサービスをフィールドに執筆。2006〜2008年まで文化審議会著作権分科会において専門委員を務める。
週刊 東洋経済 2012年 5/19号 [雑誌] |
週刊 ダイヤモンド 2012年 5/26号 [雑誌] 三省堂書店営業本部課長 鈴木 昌之 |
日本経済新聞 恵泉女学園大学教授 武田 徹 |
tokuriki.com 徳力 基彦 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 2分 | |
第1章 ソーシャルメディア×革命―「アラブの春」を起こした真の力とは | p.15 | 21分 | |
第1章対話編 モーリー・ロバートソン×津田大介―ソーシャルメディアで世界は変わったか | p.49 | 30分 | |
第2章 ソーシャルメディア×情報発信―ムーブメントを起こすために必要なこと | p.97 | 25分 | |
第2章対話編 宇川直宏×津田大介―ソーシャルメディア時代のスーパースターとは | p.137 | 17分 | |
第3章 ソーシャルメディア×震災―東北復興のためにできること | p.165 | 16分 | |
第4章 ソーシャルメディア×未来―新しいマネタイズの方法とは? | p.191 | 14分 | |
第4章対話編 家入一真×津田大介―ソーシャルメディアの力でマネタイズする | p.213 | 18分 | |
特別鼎談 中沢新一×いとうせいこう×津田大介―「動員」で世の中を変えていこう | p.243 | 12分 |
2010年から2011年にかけてチュニジアで起こった革命(民主化運動)。 一青年の焼身自殺事件に端…
不特定多数の人から資金を集める行為のこと。 群衆(crowd)と資金調達(funding)を組…