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2012/07/18更新

武器としての交渉思考 (星海社新書)

252分

4P

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東大×京大×マッキンゼー式「交渉の授業」

京都大学で瀧本教授が教えている「交渉の授業」をまとめて紹介している本。
「現実を動かす」には、複数の人間が話し合い、合意を結ぶ必要がある。そのための手段として「交渉」の大切さを説き、交渉の基本を説明している。


■社会を動かすにはお金も大切
人間の頭脳や手作業を必要としない工程は、ほぼすべて機械に置き換わっていく。しかし、今のところ、「交渉」はどんな高性能のコンピュータも代替できない仕事である。今後、付加価値を持つビジネスはすべて交渉をともなうものになる。

交渉には「ロマン」と「ソロバン」という2つの側面がある。
・ロマン:ビジョンや夢、未来の目標
・ソロバン:ロマンを達成するために必要となる手間や労力、時間、金銭

複数の人が集まって一つの目標に進む時、大きなビジョン(ロマン)と、それを実現させるためのコスト計算(ソロバン)が大切になる。そして、交渉がそのロマンとソロバンをつなぐ役割を果たす。

超短要約

言葉こそが最大の武器である。もし本気で世の中を変える力を身に付けたいと思うならば、まずは言葉を磨くこと。

著者 瀧本 哲史

京都大学 客員准教授 大学卒業後、助手経験を経てマッキンゼーに転職。独立後、企業再生として日本交通の再建などを手がける。エンジェル投資家など、多彩な顔を持つ。

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早稲田大学政治経済学術院教授 若田部 昌澄

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
ガイダンス なぜ、いま「交渉」について学ぶ必要があるのか? p.5 27分
1時間目 大切なのは「ロマン」と「ソロバン」 p.61 24分
2時間目 自分の立場ではなく、相手の「利害」に焦点を当てる p.101 20分
3時間目 「バトナ」は最強の武器 p.135 30分
4時間目 「アンカリング」と「譲歩」を使いこなせ p.185 31分
5時間目 「非合理的な人間」とどう向き合うか? p.237 37分
6時間目 自分自身の「宿題」をやろう p.299 20分

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