仕事につながらない名刺交換は意味がない。枚数を稼ぐためだけの名刺交換はやめ、人脈とコネをつくるための方法を紹介しています。
幅広い人脈を持つ著者が、その名刺交換テクニックと心構えを伝授。交流会などで、無駄な時間を過ごさないためのコツがわかります。
■もらった名刺を活かそう
もらっただけで次の仕事や出会いにつながらなければ、名刺は単に「手のひらサイズの厚紙」、いつかまとめて「燃えるゴミ」として処分される消耗品に過ぎない。活かせない名刺なら交換しない方がいい。大切なことは、名刺を何枚もらうかではなく、もらった名刺を「どう活かすか」である。
自分の収益だけを目的に名刺交換をする人は、必ず名刺を活かし切れていない。名刺を活かすとは、自身も日々研鑽し相手にとって有益な人間になることである。
■ご縁を「コネ」や「人脈」に育てるコツ
他人の誰かが「コネ」になってくれるには、「相手が何らかの好意を持っている」ことが条件になる。一方、「人脈」は自分も一生懸命努力して、何がしか相手にお役立てる力を磨いて、相手の期待や約束事に応え得る自分がそこにいることが条件になる。人脈やコネをつくるコツは次の通り。
①「コネ」になってくれる人に、何が好意や興味を持ってもらえるかを心がける
②「コネ」へのリスペクトを小走りによるお迎えなどで表現する
③良いところだけ見せようとせず、本当の自分を見せる
④「コネ」は数珠つなぎになっているため、「コネ」には迷惑や心配をかけない
⑤相手の話をよく聞くことを習慣づける
⑥帰宅後、即礼状を書く
⑦陰口は叩かない
⑧「数字」や「固有名詞」は正確に話し、信頼を得る
⑨自分のメリットばかり明示せず、相手のメリットを優先する
⑩「Yes,and」と肯定の言葉だけで話す
著者 佐藤綾子
ハリウッド大学院大学 教授 社団法人パフォーマンス教育協会 理事長 1980 年、日本に初めて「日常生活における自己表現」の意味での社会学的用語として 「パフォーマンス」の語を導入。 以後「パフォーマンス学」の構築と自己表現教育での実践の道を歩み続け、この分野のパイオニアであり、第一人者。 自己表現に悩む若手ビジネスパーソンから、名だたるトップリーダーまで、広く社会人のプレゼンをはじめとする自己表現教育に情熱を注いでいる。 日本大学藝術学部教授などを経て、2017年より現職。
帯 ワタミ 取締役会長 渡邉 美樹 |
日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 09月号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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プロローグ 「あなたは、もらった名刺を活かしていますか?」 | p.1 | 7分 | |
Chapter1 仕事につながる人の見抜き方 | p.19 | 26分 | |
Chapter2 名刺からご縁をつくる | p.67 | 21分 | |
Chapter3 ご縁をコネや人脈に育てるコツ | p.105 | 30分 | |
Chapter4 人脈ができる人の12の絶対習慣 | p.161 | 38分 | |
エピローグ 「名刺交換を入り口にして人脈づくりへと巣立ったMさんへ」 | p.230 | 4分 |
名刺だけがたまるのはもうイヤ!次につなげる『人脈』のつくりかた
http://kosstyle.blog16.fc2.com/blog-entry-1888.html
2012-06-20
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