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2012/09/05更新

プロの資料作成力

132分

2P

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相手に伝わる資料の作り方

日本IBMにて、社内外の研修講師をつとめ、多くのコンサルタントを指導してきた経験を持つ著者が、「相手に伝わる」資料の作成方法を伝授。
前半は、相手に伝わるために必要な資料作成の考え方、後半はチャートやグラフの作成方法、色の付け方などの具体的なテクニックを紹介している。


■「わかる」「伝わる」資料とは
ビジネスにおける「わかる」には、2つの意味がある。

①意味がわかる:言葉の意味がわかり、情報を適切に引き出すことが可能な状態
②意義がわかる:内容の主張が腑に落ちて、アクションをとることが可能な状態

「相手に伝わる」資料は、この2つの「わかる」について、ともにわかりやすい状態である必要がある。「意味を理解」してもらうためには、情報の量と質が適切で脳の本棚に収めやすい塊にする必要がある。「意義を納得」してもらうには、内容に論理的なエラーがないことが必要である。さらにロジックだけでなく、感情的に受け入れてもらう資料を作成することが大切である。

■プロフェッショナルな資料の3つの要件
プロフェッショナルが作る資料には3つの要件が必要である。

①相手の期待値を理解している
②質、スピードの達成基準が高い
③誤字・脱字がなく、興味・関心を満たし、安心・満足・感動を与える

超短要約

誰にとっても、どんな状況でもわかりやすい資料というものはない。対象や相手が置かれた状況を配慮して、それぞれに合ったドキュメンテーションを意識することが必要である。

ビジネスの資料は、ほとんどの場合、相手に訴えてそこから何らかのアクションを引き出すために作る。よって、相手がどうしたら動くのかといったターゲット分析を徹底的に行うことが、資料作成において最も重要である。

著者 清水 久三子

1969年生まれ。&create(アンド・クリエイト)代表 大手アパレル企業を経て、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社後、企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、新規事業戦略立案・展開支援、コンサルタント育成強化、プロフェッショナル人材制度設計・導入、人材開発戦略・実行支援などのプロジェクトをリード。 2005年より、コンサルティングサービス&SI事業部門の人材開発部門リーダーとしてコンサルタント・エンジニアの人材育成を担い、2013年に独立。

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 2分
Chapter1 プロフェッショナルの資料に求められるもの p.11 9分
Chapter2 【意義がわかる資料の作成方法】「目的」「ターゲット」「メッセージ」の明確化 p.27 29分
Chapter3 【意味がわかる資料の作成方法】 資料の構成を考える p.79 7分
Chapter4 【意味がわかる資料の作成方法】情報の質と量を最適化する p.91 9分
Chapter5 【意味がわかる資料の作成方法】ビジュアルオブジェクトのテクニック p.107 28分
Chapter6 【意味がわかる資料の作成方法】ビジュアルエフェクトのテクニック p.157 7分
Chapter7 資料のクオリティを高めるヒント p.169 11分
おわりに p.188 1分

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