今は「リスクの時代」である。リスクと無縁の生活や経営ができない以上、リスクと正面から向き合い、どのようにリスクに対処すべきかを考える必要がある。
歴史の事象や日常生活のトラブル、ドラマの主人公の失敗まで、様々な事例を交え、リスクとは何か、管理するにはどうすべきかを紹介している。
リスク、不確実性、想定外の3つに共通することは、いずれもまだ確定していない事に関するものということ。そのため、リスク管理のカギは次の通り。
①将来のことについては謙虚でなければならない
②「あれっ」「おやっ」と、いち早く思う感覚を大事にする
③大局観や広い視野を持つ
著者 植村 修一
1956年生まれ。独立行政法人経済産業研究所上席研究員 大学卒業後、日本銀行入行。調査統計局経済調査課長、大分支店長、金融機構局審議役などを経て退職。セントラル短資FX勤務の後、2012年より現職。
TOPPOINT |
週刊 ダイヤモンド 2012年 8/25号 [雑誌] 東京大学大学院経済学研究科教授 福田 慎一 |
週刊 東洋経済 2012年 6/30号 [雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 4分 | |
第1章 リスクを測れるから人類なのだ | p.17 | 11分 | |
第2章 リスクの源はどこにある | p.37 | 25分 | |
第3章 リスクをコントロールできるか | p.81 | 17分 | |
第4章 不確実性の下での意思決定 | p.111 | 22分 | |
第5章 「想定外」は誰のせい? | p.149 | 16分 | |
第6章 会社を取り巻くリスクの本質 | p.177 | 14分 | |
第7章 リスク管理はなぜ失敗するのか | p.201 | 14分 | |
終章 大事なものを守る | p.225 | 6分 |
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