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2013/08/11更新

コトラー8つの成長戦略 低成長時代に勝ち残る戦略的マーケティング (碩学舎ビジネス双書)

281分

12P

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持続的成長のための8つの途

②コミッテッド・カスタマーやコミッテッド・ステークホルダーを増やして成長する
既に自社のファンとなってくれている顧客をつなぎとめておく方が、顧客を新規開拓するよりもコストはかからない。GMでは、新規の顧客開拓には既存顧客の維持の5倍以上の経費がかかる事を発見した。企業間取引の場合は、概算で20〜50倍にもなる。

顧客は初めて製品・サービスを購入する場合、一定の期待感を持っている。この期待感を満足させる、また期待以上のものを提供すれば、顧客はまた同じ会社から購入する。自社が対応できるニーズは他にどんなものがあるかを、自社の顧客に訊ねるのだ。

③強力なブランドを築いて成長する
ブランドのプランニングは、まず企業が顧客に対して何を届け、何を満たす事ができるのかを考えるところから始める。次に明確な差別化がなければ、その会社のイメージは目立たない存在となってしまう。適切な名前、ロゴ、スローガンの開発が出発点になる。

④新製品、新サービス、そして経験を革新して成長する
ほとんどの企業は「容赦ないイノベーション」ができない。ただ、このような企業でも、製品やプロセス、サービス、価格、流通、プロモーションで、なにかしらの変化についていかねばならない。従業員達に、枠から飛び出して考える訓練をするだけでなく、チャレンジし、失敗もいとわない、という視点を持たせなければならない。失敗を罰する事は、イノベーションを台無しにする確実な手法である。

⑤国際展開による成長
成長を一番約束してくれる道順の1つは、高度成長の経済、特にBRICの国々の機会にざっと目を通す事である。高度成長経済下では中流階級が増加するため、自分達の商品をたくさん供給する事ができる。

⑥合併、買収、アライアンス、そしてジョイントベンチャーによる成長
KPMGは企業買収の失敗する割合を83%と見積もっている。しかし、買収ができないとしても、戦略的提携またはジョイントベンチャーをつくる事によって、他社と密接な仕事をする事ができる。

⑦社会的責任の卓越した評判で成長する
今となっては、企業に残された主要な差別化の1つは、コミュニティや世界の状態をどれくらい気にかけようとしているかである。企業は人々の気持ちや心を夢中にしている社会的関心に近づき、そして共有化する必要がある。

⑧政府およびNGOとの提携による成長
多くの政府支出項目(防衛、ヘルスケア、教育、輸送)が、資本財、民間設備投資、消費材やサービスを生み出している。企業は政府の活動や提案依頼書をチェックし、うまく入札できるよう学ぶ事で、成長への途を手にする事ができる。