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2013/09/11更新

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法

153分

2P

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これから10年、食える人になるための羅針盤

格差が広がる社会の中で、生き残るための7つの条件を提示。目指すべき4つの領域ごとに、どう進めばいいのかを説く。


■1%の人になれ
グローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意は「100人に1人」のレアな人になる事である。1%の希少性を獲得できれば、どの分野でも食べていける確率が高くなる。1%の人になるには、たった7つの条件をクリアすればいい。

1%の人は、次の4つの領域で目指す事になる。

①経済的価値を重視し、権力志向(社長タイプ)
②経済的価値を重視し、プロ志向(自営業タイプ)
③経済以外の価値を重視しつつ、権力志向(公務員タイプ)
④経済以外の価値を重視し、プロ志向(研究者タイプ)

■すべての人に共通する3つの条件
どの領域で1%の人になるにも、3つの共通する条件がある。

①パチンコをするか、しないか
パチンコ族は時間を非生産的な事に使っても平気で、時間に対するマネジメント感覚が乏しい。

②ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか
ケータイゲーム依存症の人は、マーケッターの術中にはまって自分をコントロールできなくなっている。こういう人は仕事にも主体的に取り組む事ができない。

③本を月1冊以上読むか、読まないか
成熟社会では、教養の差こそが競争の差別化要因としてますます重要になってくる。

超短要約

■二極化するビジネスパーソン
ビジネスパーソンが、ほんの一握りのグローバル・スーパーエリートと、それ以外の大多数の人々という上下の階層に真っ二つに分かれる社会がそこまで来ている。今後は、年収200〜400万円の人たちと、年収800万円以上の人たちに分かれ、格差は広がっていく。

しかし、給料や年収だけが幸せや生きがいの基準ではない。「経済的価値」だけを追い求めるのではなく、家族や友達、個人的な活動や社会貢献など「経済以外の価値」に幸せや生きがいを感じている人も増えている。あわせて、これまでは一流企業に入って出世を目指す「権力(サラリーマン)志向」の人が大半だったが、今は組織の中での「権力」ではなく、どこでも通用する力を身につけようとする「プロ志向」の人も増えている。

グローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意は「100人に1人」のレアな人になる事である。希少性が高い人材になれば高く売れるから、稼げる人になれる。

著者 藤原 和博

1955年生まれ。教育改革実践家 大学卒業後、リクルート入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任後、 1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。 2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長を務める。2008〜2011年、橋下大阪府知事特別顧問に。2014年から佐賀県武雄市特別顧問。2016年から2018年まで奈良市立一条高等学校の校長を務めた。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
はじめに p.3 12分
序 章 すべての人に共通する3つの条件 p.39 8分
第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ) p.55 31分
第2章 B「経済的価値×プロ志向」 p.113 31分
第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ) p.171 12分
第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ) p.193 15分
おわりに p.221 6分

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