経営コンサルタントである著者が、すぐに使える営業トークや販売コピー、セールス文章を1冊にまとめて紹介しています。すぐに使える事例が多く掲載されています。
■どう感じさせたいかが大切
集客も営業も、差がつくのは「言葉のかけ方」である。相手にこちらの意図した通りのアクションを起こさせるには、まず、こちらの存在を受け入れてもらえるよう、相手の心をふり向かせる必要がある。人の脳は外からの情報に対し「警戒の姿勢」をとるように働いている。そのため、警戒を解き、興味を抱かせるためには「買わせよう」ではなく、まずは「合わせよう」と考える事が大切である。つまり、購入を呼び掛ける前段階として、まず認識させ、共感を得る事が必要になる。
人の心理を直接動かすものは、外から与えられた「外発的情報」ではなく、外から与えられた情報によって、心の内側から発せられる「内発的情報」である。情報を提供する際には「どう伝えるか」ではなく「どう感じさせたいか」の視点に立つ事が大切である。
広告には3つの不可欠な要素がある。
①「パッ」と目につくアイキャッチの要素
②「グーッ」と引き込まれる説明の要素
③「じゃあ」と行動に至らせる要素
広告心理は、一般に「認知段階」→「感情段階」→「行動段階」の3段階に分けられる。この3つの要素のどこか1つでも弱い部分があっては購入に至らせる事はできない。
著者 岩波貴士
1967年生まれ。経営コンサルタント 「日本アイデア作家協会」代表 特許調査事務所、金融・流通業に携わる中で得た商品開発や資金繰り、マーケティングといった経営全般の知識と経験を武器に独立。 2005年1月よりメールマガジン『儲けの裏知恵365』を発行。配信スタンド「まぐまぐ」内コンサルティング部門週間読者数ランキング1位の常連。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序章 相手の脳がYESと反応する | p.13 | 3分 | |
1章 営業トーク~思わず買ってしまう言葉づかいの法則 | p.19 | 27分 | |
2章 広告・チラシ・ポップ~パッと目にとまる言葉の仕掛け | p.75 | 23分 | |
3章 セールス文章~惹きこんで購入させる話の展開 | p.123 | 22分 | |
終章 心が開けば、財布が開く | p.169 | 8分 |
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