「幸福学」の第一人者である著者が、「勇気」とは後天的に高めることができる能力だと説き、それを人生に活かすことの大切さを語った1冊。
■勇気とは何か
勇気とは、危険、不確実性、恐怖があるにもかかわらず、道義的で価値ある目的に向かっていく行動意志である。勇気には、2つの主要な要素がある。「行動意志」と「恐怖のコントロール」である。恐怖を抑制する事と、行動意志を高める事の2つの能力を向上させる事で、人生の価値は高まり、より良く生きられるようになる。
恐怖をコントロールする事と、行動意志を持つ事は、独立した関係にある。恐怖が高まる事は、必ずしも行動意志の低下を意味しない。2つを別個のプロセスとして扱う事によって、勇気を高めるための様々な技能を習得するための機会が広がる。
勇気とは多くの場合、他者のためのものである。私達は自分の事で不安や恐怖を感じる。しかし、行動によって他者に影響を与えられると考える事で、勇気指数を高める事ができる。
米・ポートランド州立大学心理学部 講師 勇気、強さ、幸福などをテーマにグリーンランドやインド、ケニア、イスラエルなど世界中を駆け回り、“ポジティブ心理学界のインディ・ジョーンズ”の異名を持つ。 『ジャーナル・オブ・ポジティブ・サイコロジー』誌編集委員。ポジティブ心理学に基づいたコーチングの第一人者とされ、シンガポール、南アフリカ、ブラジルなど、世界各地で年間数百人の経営者やマネージャーを対象とした、パフォーマンス管理やリーダーシップ開発などのコンサルティングサービスを提供している。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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Introduction 一歩を踏み出すための科学 | p.14 | 8分 | |
第1章 自分の勇気指数を知る | p.28 | 22分 | |
第2章 勇気を測定する | p.62 | 14分 | |
第3章 感情のシーソーに乗る | p.86 | 26分 | |
第4章 魔術的な思考を活用する | p.126 | 18分 | |
第5章 権威に抵抗する | p.156 | 18分 | |
第6章 傍観者にならない | p.184 | 13分 | |
第7章 あえて失敗する | p.204 | 17分 | |
第8章 実験室を出て、現実の世界へ | p.230 | 12分 |
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