「いかに従業員をやる気にさせるか」が、経営において最も大切なことである。
従業員をやる気にさせることで、JALを再生させた稲盛和夫氏が、従業員のモチベーションを高める7つの要諦を語った1冊。
■経営の原点
会社を経営していく上で重要な事は、いかに従業員をやる気にさせるかである。経営者が1人でいくら頑張っても、できる事は知れている。会社を発展させていこうと思えば、自分と同じ気持ちになって、一緒に仕事をしてくれる従業員が必要になる。従業員が自分の会社と思い、一生懸命働いてくれるからこそ、会社は大きく成長していく。
この事は経営の原点であり、会社をもっと大きく発展させていこうとする時に、改めて立ち戻って理解すべき事である。従業員のモチベーションを高めるためには、7つの要諦がある。
従業員のモチベーションを高める要諦は7つ。
①従業員をパートナーとして迎え入れる
②従業員に心底惚れてもらう
③仕事の意義を説く
④ビジョンを高く掲げる
⑤ミッションを確立する
⑥フィロソフィを語り続ける
⑦自らの心を高める
著者 稲盛 和夫
1932年生まれ。京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者 日本航空(JAL)会長 1959年に社員8人で京都セラミツク(現京セラ)を設立。1984年には第二電電(DDI)を設立。 現在は、若手経営者向けの経営塾「盛和塾」を主宰し、若手経営者を育成する。独特な経営管理手法は「アメーバ経営」と呼ばれる。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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まえがき | p.1 | 2分 | |
第1章 経営の原点に立ち返る――従業員をやる気にさせる7つの要諦 | p.9 | 21分 | |
第2章 経営者マインドを育てる | p.45 | 18分 | |
第3章 常に先を読み、強みを磨く | p.77 | 24分 | |
第4章 理念を貫く | p.119 | 16分 | |
第5章 人を育て、未来をつくる | p.147 | 22分 | |
第6章 自らを高め、正しきを貫く | p.185 | 18分 |