幸せになるための条件
幸せになるには、3つの材料が必要である。
①人との交わり
幸福度の高い人達を集めた研究で、上位10%の人達に共通していたのは、ただ1つ、社会との結び付きが強い事だった。幸せな人達はみな、友人や家族と良好な関係を築いている。他者と良好な関係を築く事は、確実に「幸せになるための必須条件」である。そして、私達は普段の生活でほんの少しでも人と関わるだけで、より幸福を感じる事ができる。
②親切
人と交わるだけでなく、人を助けようとする社会的な行動は取る価値がある。ボランティア活動をする事は、より大きな幸福感に結びつく。「親切」と対になるのが「感謝」の気持ちを表すこと。「感謝する」という気持ちは「幸福」と密接につながっている。人に親切にし、感謝の時間を持つ事が「幸福」にする。
③ここにいること
人は日中の3割は物思いにふけっている事がわかった。重要なのは、人はしばしば「うわの空」になるということ。不愉快な事でなくとも、物思いにふけるのは良くない。内容に関係なく、目の前の事に集中している方が、物思いにふけるよりも幸福を感じる。「ここにいること」、今この瞬間に集中する事は、「幸福」にとって重要である。
現代科学は「幸運」が「幸福」に対して、ある大きな影響を与えるという。それは、遺伝的な要因で「他の人より幸せになりやすい人」がいるという事である。ある研究者によれば、幸福度の50%は遺伝によって決まるという。
しかし、遺伝子がどうであろうと、幸福の3つの条件にあたる行動を取る事で幸福度は上がる。幸福度はただ気分がいいという事ではなく、職場での生産性から寿命に至るまで、様々な影響を与えている。
より幸せになれるお金の使い方
お金持ちは貧しい人よりも幸せだが、その差は大きくない。最近のある研究では、アメリカで年収が7万5000ドルに達すると、それ以上収入が増えても幸福度は頭打ちになるという結果が出ている。そして、ここ10年の科学的研究では、お金から幸せを得るには「消費とは全く反対の事をすべきだ」という結果が出ている。
より幸せになれるお金の使い方は以下の本にまとめられている。
http://www.bookvinegar.jp/book/12609/
挫折や逆境から立ち直るコツ
逆境や挫折にあたってできる事は、困難を受け入れること。無理して気持ちを鼓舞せず、嫌な気分もまずは受け入れてみればいい。まずは逆境に耐え、「受け入れる」事を学ぶ。嫌な感情をごまかしたりせず、向き合ってみる。多少不快でも、それが「逆境」をコントロールできるようになる始まりである。