ベストセラーとなった『伝え方が9割』の続編。人気コピーライターの著者が、前作に引き続き、物事の伝え方がいかに結果を左右するかを紹介。相手を動かすための技術がわかりやすく紹介されている一冊。
■「ノー」を「イエス」に変える技術
好きな人との会話で、仕事のプレゼンで、家族の日常で、就活の面接で。人生の大切なポイントほど伝え方がその成果に直結する。同じ内容の事を言っているにもかかわらず、伝え方次第で相手の「ノー」が「イエス」に変わる。
①じぶんの頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
※前作『伝え方が9割』参照
http://www.bookvinegar.jp/book/12270/
■「ノー」を「イエス」に変える技術
自分のお願いは、思ったままストレートに口に出さず、相手のことを想像してコトバをつくることで、「イエス」になる確率が上がる。
①自分の頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる
「相手の頭の中を想像する」時には、次の7つの切り口がある。その中から相手の心が動くであろうものを選択する。
①相手の好きなこと(要望を相手のメリットに置き換える)
②嫌いなこと回避(要望をやらない場合のデメリットを伝える)
③選択の自由(2つの選択肢を提示して、どちらか選ばせる)
④認められたい欲(要望の前に、相手を認めていることを伝える)
⑤あなた限定(相手に特別だと伝える)
⑥チームワーク化(自分も一緒に行動すると勧誘する)
⑦感謝(要望の時に一緒に感謝を伝える)
■「強いコトバ」をつくる技術
感動する「強いコトバ」をつくるにもレシピがある。「強いコトバ」をつくるには、高低差をつけてあげる。
①サプライズ法(「!」などをつける)
②ギャップ法(正反対のワードを前半に入れる)
③赤裸裸法(口、のど、息づかい、肌などカラダの反応をワードに入れる)
④リピート法(繰り返し、聞き手の記憶にすり込む)
⑤クライマックス法(いきなりメインの話をせず、「ここだけの話ですが」といった前置きを入れる)
⑥ナンバー法(数字をコトバに入れる)
⑦合体法(別軸のコトバを組み合わせる)
⑧頂上法(◯◯で一番というワードを入れる)
著者 佐々木 圭一
コピーライター・作詞家 上智大学大学院を卒業後、1997年博報堂に入社。コピーライターとして配属。後に書籍『スティーブ・ジョブズ』に出てくる伝説のクリエーター、リー・クロウのもと米国で2年間インターナショナルな仕事に従事。 日本人初、米国の広告賞One Show Designでゴールド賞を獲得(Mr.Children)。アジア初、6カ国歌姫プロジェクト(アジエンス)。アジアで最も成功したと評価されAIMアワードグランプリを獲得
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
マインドマップ的読書感想文 smooth |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに 伝え方で、人生は変わる。本当に | p.1 | 6分 | |
第1章 完ぺきに身につける!「ノー」を「イエス」に変える技術 | p.21 | 45分 | |
第2章 完ぺきに身につける!「強いコトバ」をつくる技術 | p.123 | 59分 | |
おわりに | p.257 | 1分 |