これからの「頭のいい人の条件」は、既存の物事を学び、知識が豊富なことではなく、他者が見落としているアイデアを考えられる人である。優れた発想をするにはどうすれば良いのかが紹介されています。
■「学ぶ」から「考える」へ
何らかの公式やフレームワークなどに当てはめる事と、その公式そのものを生み出す事は全く別物であり、前者は「考える」とは言わない。枠組みに当てはめるために必要なのは、その枠組みを知っている事である。つまり、その知識を「学ぶ」事が条件になっている。
・学ぶ=既存のフレームワークに当てはめて答えを導く
・考える=自分でつくったフレームワークから答えを導く
「当てはめる」だけでは競合に勝てない。いかに「考える」事をやめ、「学ぶ」事に徹するかが、これまでの「頭のいい人」の条件だった。しかし、今はたくさんの知識を蓄えているかではなく、物事を考え抜く力があるかどうかに価値がシフトしている。
論理思考の本質とは、言葉が本来持っている境界線としての機能を最大限に発揮させて発想を広げ、競合が見落としているアイデアを先に引き出す事である。
著者 津田 久資
AUGUST-A 代表 博報堂、ボストン コンサルティンググループなどで一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。 現在、AUGUST-A代表として、各社のコンサルティング業務に従事。また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。 表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉で思考の本質に迫る 研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はじめに | p.3 | 5分 | |
第1章 思考のフィールドで勝つ | p.23 | 19分 | |
第2章 思考の幅を広げる | p.59 | 13分 | |
第3章 論理的に考える | p.83 | 18分 | |
第4章 発想率を高める | p.117 | 21分 | |
第5章 発想の材料を増やす | p.155 | 14分 | |
第6章 発想の質を高める実践知 | p.181 | 18分 | |
第7章 〔付論〕結論思考の情報収集術 | p.215 | 11分 | |
終 章 あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか? | p.235 | 11分 |
バカの壁 (新潮新書) [Amazonへ] |
危機の日本人 (角川oneテーマ21) [Amazonへ] |
本の運命 (文春文庫) [Amazonへ] |
ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 [Amazonへ] |