企業も求められるスキルも激しく変化する時代に、どのようにキャリアを積み上げていくべきか。起業家的な発想を持って、自らのキャリアを切り拓く事の必要性を説いている一冊。
■目標とするキャリアを考える
私達の世代は、最も基本的なレベルでは、変化にうまく適応していかなければならない。職場について言えば、約束された「より良い明日」はない。大学に入り、質の高いインターンシップを2、3経験し、卒業して良い職に就くという時代はとっくに終わった。昨今では、何かのスペシャリストであるだけでは足りない。
満足のいくキャリアを考える時には、3つの決定要素がある。「情熱・関心」「強み・力」「市場」の3つ全てが揃わなければ満足のいくキャリアを得る事はできない。3つの要素を全て満たすキャリアを見つけるのは簡単ではない。
まずは自分に意識を集中し、自分は何をしている時が楽しいか、そして何が得意かを書き出してみる。リストができたら、身近な人達からフィードバックをもらう。興味の対象が絞れたら、今度はその分野にはどんな仕事があり、そうした仕事を得るには何が求められるのかを学ぶ。そして、最終的な決断は、自分自身で下す。
もし、現在の職場で成功したいと望むなら、毎日のように変化する経済状況の中をいかにして進んでいくかを学ばなければならない。
①職務マニュアルは手始めに過ぎない
②今の仕事は「一時的なもの」に過ぎない
③新たなスキルを必要とする時がくる
④評判こそが、ただ1つの最高の財産である
⑤今や、私生活は周知のものになった
⑥新しいメディアでポジティブな存在感を築け
⑦様々な世代の人と仕事ができるようになれ
⑧上司のキャリアを第一に考える
⑨より広い人脈を持つ者が勝つ
⑩助言者の誰か一人でも「イエス」と言うなら、その道を進む
⑪あなた自身が、あなたの未来だ
⑫起業家的精神は誰もが持つべき心構え
⑬長時間労働は過去のもの、これからは業績の時代
⑭あなたのキャリアを切り開くのは、会社ではなく自分だと考えよ
著者 ダン・ショーベル
Millenial Branding 代表 人材開発&コンサルティング企業代表。ミレニアル世代の人材開発の研究を専門としており、グーグル、オラクル、ハーバード・ビジネススクールなどで講演を行い、フォーブス誌、タイム誌などで多数のコラムを執筆するなど、多方面で活躍している。 自身のブログ「パーソナルブランディング・ブログ」はアドバタイジング・エイジ誌が選ぶ世界のマーケティングブログ100選の常連。
帯 経営コンサルタント スティーブン・コヴィー |
帯2 作家 ダニエル・ピンク |
帯3 作家 マーカス・バッキンガム |
帯4 作家 スーザン・ケイン |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.20 | 14分 | |
第1章 ミレニアル世代によって“今の職場"が変わる | p.40 | 7分 | |
第2章 最強のキャリアを手に入れる方法 | p.50 | 19分 | |
第3章 ハード・スキル:職務マニュアル以上の自分になる | p.78 | 26分 | |
第4章 ソフト・スキル:あらゆるシーンで好印象を残せ | p.116 | 27分 | |
第5章 オンライン・スキル:ソーシャルメディアを使いこなす | p.156 | 46分 | |
第6章 過剰にセルフ・プロモートしない | p.224 | 12分 | |
第7章 上司が昇進に求めるスキル | p.242 | 8分 | |
第8章 世代を超えた人間関係をつくる | p.254 | 16分 | |
第9章 仕事の枠を超えて人脈を築く | p.278 | 18分 | |
第10章 情熱を次の“仕事"に変換する | p.304 | 12分 | |
第11章 仕事をしながら“新しいビジネス"を始める | p.322 | 18分 | |
第12章 「上へ行く」か、「横へ動く」か、「まっすぐすすむ」か? | p.348 | 18分 | |
エピローグ | p.374 | 3分 |