新聞・雑誌で活躍してきたコラムニストが、一流の文章を書くためのコツを紹介している一冊。優れた文章を書くためのノウハウがコラム形式で語られています。
■文章の3つの基本
文章というと、すぐに上手下手が言われるけど、それ以上に心がけるべきは何をどう書くか。何を書くかは、作文であれば自らが体験した事で、かつ心に残っている印象の強い話。そういうネタだと、皆が興味を持って読んでくれる。共感もある。それが大切である。思いの強さは、文章をかなりの力で後押しして読み応えのある作品にしてくれる。でも、思いの強さだけでは限度がある。そこでどう書けばいいのかとなる。
どう書くかで大切なのは、伝わるように書くということ。何より描写力が問われる。それとどう組み立てるか、文章の構成も大切である。つまり文章は①何を書くか、②どう書くか、③どう構成するか、この3つが基本でそれぞれにコツがある。
文章の基本は3つ。
①何を書くか:自分が体験した独自の内容を書く
②どう書くか:伝えるように書く
③どう構成するか:文章を組み立てる
著者 近藤 勝重
1945年生まれ。毎日新聞客員編集委員、コラムニスト 南海放送で記者を務めた後、1969年に記者として、毎日新聞へ移籍。大阪本社時代には、社会部の記者として名を馳せた。また、毎日放送ラジオ報道部制作(MBSラジオ)の報道番組『諸口あきらのイブニングレーダー』で、長年にわたってコメンテーターを務めていた。 1993年に東京本社へ異動してから、「サンデー毎日」編集長、論説委員、同本社の夕刊編集長などを歴任。 早稲田大学大学院政治学研究科のジャーナリズムコースに出講、「文章表現」を教えている。
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マインドマップ的読書感想文 smooth |
週刊東洋経済 2016年 1/16号[雑誌] |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
第1章 何を書くか | p.17 | 31分 | |
第2章 どう書くか | p.75 | 50分 | |
第3章 どう構成するか | p.167 | 26分 |
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