「働く」とはどういうことか。我々は何のために、どのように働くべきかについて、働く事の意味を考えさせる一冊。
■なぜ働くのかを考えよ
「社会貢献のために働きたい」などという理想を語ってみても、お金を稼げなければ、今の社会では生活する事が困難になる。「稼ぐ」事を棚上げして「働く」事に意味を見出そうとする事は、大多数の人にとって現実的ではない。とは言っても、「働く」という事にも「どういう仕事をするのか」「どういう働き方をするのか」という選択があるはずである。「金を稼げるならばどんな仕事でもよい」という事にはならない。
その事に無自覚なまま仕事をしていると、気が付けば、なんだかわからない食べ物を栄養補給として無理やり口に入れられるのと同じように働かされているという事になってしまう危険性もある。実際に、そのような状態に陥っている人は、現状を肯定できないままに「生活のためだ」と言い張り、思考停止によって自己正当化を図る事になりかねない。
これから社会で働こうとしている人や、今の働き方に疑問を感じている多くの人にとっては「なぜ働くのか」「働く」とはどういう事か、という原点に立ち返って考えてみる事は重要な事である。
仕事のエッセンスとは、「隣人の笑顔」を生む事を原点とするものであり、社会の中で幸福感、充実感を得ながら生きていくための関係性を構築する選択的手段の1つである。また、個人にとって社会との接続を可能にする手段でもある。
著者 西 きょうじ
1963年生まれ。東進ハイスクール 英語講師 執筆参考書多数、中でも『ポレポレ英文読解プロセス50』は20年以上“上位受験生のバイブル"として売れ続けている。近年は、講演会、被災地の幼稚園で紙芝居を読み聞かせる活動(このはな草子・顧問)など予備校業界の枠を超えて広く活動している。
帯 ジャーナリスト 津田 大介 |
帯2 フローレンス代表理事 駒崎 弘樹 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
はしがき | p.1 | 2分 | |
第1章 「働く」とはどういうことなのか | p.11 | 25分 | |
第2章 見たくない現実を見る | p.57 | 31分 | |
第3章 就職・転職にどう向き合うか | p.113 | 37分 | |
第4章 多様なワークデザインに向けて | p.181 | 30分 | |
第5章 再び「仕事」のエッセンス | p.235 | 10分 | |
あとがき | p.254 | 1分 |
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