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2016/03/07更新

一流の育て方―――ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる

209分

8P

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  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
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「主体性」を最大限に伸ばす

③進路に関し、子供の意思を尊重する
親にできるのは、子供に進路選択の判断材料を与え、最後は子供の意思を尊重する事である。

④選択肢を示し、最終選択は子供に任せる
幼少期の子供の自主的な判断をサポートする上で目指すべきは「状況を客観的に伝え、選択肢をいろいろと示してあげた上で、最後は子供に決断させる」という態度である。

⑤過保護に育てない
親が子供の身の回りの仕事をすべてやってしまうと、その時は段取りよく物事が解決しても、長期的には子供をダメにしてしまう。過保護の最大の問題は、失敗を通じて学ぶ機会を子供から奪っている点である。

⑥個性を尊重する
自分で考え、行動する主体性を身につけさせる上で大切なのは、私達の社会に蔓延しがちな「同調圧力」に負けない子育てをする事である。「他人と違う事を恐れるな」と教える事も主体性を育む上で大切である。

⑦「人に迷惑をかけるな」より「役に立て」と教える
「迷惑をかけない」だけを目指していては、過度に慎重になり、主体性が育てない。志を抱き、誠実に生きて、よい人脈をつくる事を心がけるよう教える方が正しい。

やり抜く力「グリット」を育む

学力やIQより、長期的に達成する力こそが人生の成功を左右する。「あきらめずに最後までやる」という精神力は仕事能力の一流と二流を決める分水嶺である。

①「挑戦させる」事でモチベーションを上げる
モチベーションを高めるのに最も効果があるのは、子供を「言い出しっぺ」にする事である。

②子供の応援団になる
最初は否定的だったとしても、最後は信じて応援してやる事が子供のモチベーションを高める。

③子供に期待を伝える
親の古い価値観や世間体で、子供の特性を無視してかけられた期待は、子供にとって負担以外の何ものでもない。だが、子供の適性を踏まえ、背景に親の愛情を感じさせる適度な期待は強いモチベーションになる。

④「本気」を確かめて投資する
視野を広げるには、軽い興味で始めた事も応援する事が大切だが、家計の制約がある中で深入りする際は、子供の本気度を見極めて支援する事が大切である。

⑤真剣にならなければ叱る
子供が怠けたら断固として叱らなければならない。子供には「一生懸命、真剣に挑戦する姿勢」を求めなければならない。

⑥途中で簡単にやめさせない
「途中で投げ出さない習慣」を与える事は、子供の「やり抜く能力」や「秘めたる才能」を引き出す上で、決定的な重要性を持つ。「簡単にはやめさせない」という確固たる教育方針のもと、説得力ある言葉で励ましながら継続させる事が大切である。

⑦「失敗を乗り越える強さ」を身に付けさせる
失敗しても感情的に叱るのではなく、そこから何を学ぶかに重点をおく。