「信じやすい情報」にある4つの特徴
「わかりやすい」情報ほど真実だと思いやすい。脳は楽な情報を好む。
①覚えやすい名前をつける
②耳に心地良い音にする
③無用な飾りを捨て、読みやすくする
④相手自身に考えさせない
選択肢が少ない方が売れる
選択肢が多すぎると戸惑い、決断する事自体を諦めてしまう危険性がある。選択肢を少なくする大胆さを持てば、優柔不断な顧客はついてくる。本当にすべての選択肢を検討して欲しくて、削りたくない場合は、一度にすべての選択肢を提示しないこと。9つの選択肢がある場合、まず3つを提示して選ばせ、次に残りの3つを順番に提示し選ばせ、最後に選ばれた3つの中から再度1つを選ばせる。
先行する優れたライバルと同じやり方をとる
多くの受け取り手は、最初に植え付けられたメッセージは覚えていても、細かいところはほとんど記憶していない。そのため「先行者と全く同じやり方」で考え方を上書きするといい。同じキャンペーンの書体を使い、似たような写真を使い、同じようなBGMを使う。できる限り人々に先行者の事を思い出させながら、同じ行動をとる。こうすると、最初の製品と新しい製品につながりが生まれ、連想されるようになる。
「弱み」を見せた方が信頼される
私達は「ネガティブな可能性を自ら認める人」により信頼を置く。特に自分が詳しくないものの場合はそうだ。但し、弱みといっても決定的なものは明かしてはいけない。長所が弱みを補ってあまりある場合に限り、このやり方は有効になる。そのため、弱みを見せる時には、同時に自分の長所を説明し、相手の心をつかむといい。弱みを見せながら長所を説明すると、結果として弱みが気にならなくなり、正直で信頼の置ける人だと感じさせる事ができる。
相手が意見を口にする機会を減らす
人は自分の意見を口にするたびに、ますます強固に信じ込むようになる。そのため、誰かの心を動かしたい時は「相手がもともと持っている意見」に注意した方がいい。相手が意見を口にする機会を減らせば減らすほど、相手の意見を操作できる可能性は高まる。
気が散る環境にいると、人の意見に流されやすくなる
テレビを見ている相手の方が、ちゃんと話を聞いている相手よりはるかに説得しやすい。気が散った状態では1つの事に集中している時よりも、外部からの影響を受けたり、意見を変えたりしがちである。
提案に「NO」と言われる可能性は、物事を始める前の依頼時が一番高い
相手を遠隔で操作し、こちらが敷いた道を歩ませ続けるためには、何かを「始める」よう説得する代わりに、プロジェクトはもうすでに始まっていて、まだ終わらせていないだけなのだと言う。既に始めている物事を終わらせる方が、新しい物事を始めるよりもずっと簡単だ。