図をつかって、自分の考えをまとめて、相手に伝える技術を紹介している一冊。
シンプルに使える図を紹介しながら、簡単に使える方法が紹介されています。
■図で考えると考えがまとまる
本で考え方を学んでも、それを自分で表現して使う事ができなければ、いつまでたってもただの知識の枠を超えられない。「なぜか身についている気がしない」という風に感じるのは、アウトプットするための技術が不足しているからである。
図は考えを実際にアウトプットするという技術を鍛えるものである。図を使えるようになると、入ってきた情報を自分なりに整理し、表現する力がつく。これまで、ただ情報として頭を通りすぎていたものを、自分の中で消化し、血肉とする事ができるようになる。
図は余計なものをそぎ落として、モノゴトの本質をとらえる。図で整理すると、何が足りなくて、何がポイントなのかがはっきりとわかるようになる。
企画を作ったり、新規商品を考えたりする時に必要な「考えを広げる」スキルは、種からたくさんの新しい種類のリンゴを高配してつくる事に似ている。できる限りたくさんのアイデアを出す事で、とれる選択肢を広げる。そして、できたたくさんの新しいリンゴから一番良いものを選択する事は、たくさんある選択肢の中から最適なものを選ぶために必要な「考えをまとめる」スキルと同じである。
仕事で成果を出している人の多くは、無意識にこの2つのスキルを上手に組み合わせて使っている。図を使うようになると、この「考えを広げる」スキルと、「考えをまとめる」スキルの両方を自然と身に付ける事ができる。なぜなら図のパターンそのものに、その考え方が織り込まれているからである。
著者 村井 瑞枝
戦略プロデューサー 調理師免許を取得の後、米国ブラウン大学へ。在学中、イタリア・ボローニャ大学、Rhode Island School of Designへ姉妹校留学。 JPモルガン、ボストン コンサルティンググループ、ミシュラン星付レストランを運営するレストラングループの経営企画室を経て、2014年に独立。
日経ビジネスアソシエ2016年5月号 |
THE21 2016年 05 月号 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 2分 | |
第1章 あなたは文字で考える人?数字で考える人?それとも… | p.19 | 4分 | |
第2章 図で考える人の5つのメリット | p.27 | 15分 | |
第3章 絵を書くのがヘタでも大丈夫です! | p.59 | 10分 | |
第4章 7つの必勝パターンを身につけよう! | p.79 | 15分 | |
第5章 実際に、図を使ってビジネスを考えてみる! | p.111 | 20分 | |
第6章 プロフェッショナルの資料の作り方 | p.153 | 17分 | |
巻末付録 コンサルタントが使っているフレームワーク集 | p.189 | 7分 |
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