女性は同年代の男性を求め、男性は20代前半を求める
20〜21歳の女性は23歳の男性を、22歳の女性は24歳の男性を好む。女性の年齢が上がると共に魅力的だと思う男性の年齢も上がり、50歳の女性は46歳の男性を好む。これは出会いサイト「Okキュービッド」のサイトで相手を見つける際の様々な言動から導き出したデータだ。女性は自分とほぼ同じ年代の男性を求める。女性は30歳までは少し年上の男性が好みで、その後は少し年下を好む。そして40歳になると、その後9年間は39〜40歳が好みとなる。これは男性の性的なアピールが限界に達するのが40歳だという見方ができる。
また、女性が年を重ねるにつれて、男性の好みも進化する。男性が熟するにつれて、女性が男性に求める魅力も1年ごとに熟していく。年相応の外見の変化も、少なくとも他の長所で相殺される。ところが、男性が女性を評価するという逆方向から見ると、グラフは自由落下を描く。
男性から見て女性が最も魅力的なのは20代前半だという一言に尽きる。45歳を除くすべての年齢の男性は、最も魅力的だと思う女性の年齢が20歳、21歳、22歳、23歳の4年間に集中している。男性の好みは20歳の女性に集中しており、男性が30歳になると、35歳以上の女性は存在すらしないかのようになる。女性の若さを重視する傾向は、男性の好みが成長しないという意味でもある。
年齢を重ねると女性の恋愛の選択肢は激減する
もっとも、世の男性が女性に求める年齢は、表向きの「申告」と心の声とで大きく異なる。交際相手として考える女性の年齢を直接質問すると、結果はかなり変わる。9歳の差は問題ないが、10歳は大きすぎるようだ。現実の恋は、望むことと、口にすることと、行動することのバランスが取れているゾーンで生まれる。
女性が男性を選ぶ側になると、女性が30代前半までは、むしろ年齢が上の男性の方が多くのメッセージを受け取る。女性の年齢が1つ上がると、魅力を感じる男性の年齢も1つ上がるからだ。また、女性は経済的理由など、非肉体的な理由で年上の男性に惹かれる。男性が実際に受け取るメッセージの数は30代前半をピークに減るが、そのペースは恋人や配偶者のいないシングルの女性の数が減るペースより遅い。
一方、女性は年を重ねるにつれて、結婚などの理由で男性陣の人数が減るだけでなく、女性は恋愛の選択肢そのものも減る。年月が過ぎるにつれて、彼女を魅力的だと思うシングルの男性は減っていく一方だからだ。シングルの男性の人数は、年齢が上がると急激に減る。20歳の女性に興味を持つ男性が100人いる時、50歳の女性に興味を持つ男性は9人しかいない。