ANAのVIP担当者として働き、伝説のCAと呼ばれている著者が、相手を不快にさせずに動かすためのコミュニケーション方法を紹介している一冊。
特に接客などのサービス業のコミュニケーション方法として使える技が書かれています。
■言いにくいことを言わないことに解決策を見出す
注意も、指摘も、叱責もせずに、相手が思うように行動してくれる。これこそがANAのVIP担当に代々に伝わる「魔法の伝え方」である。
実は「言いにくいこと」を言ってしまうからこそ、相手は気持ち良く動いてくれない。解決策を「言いにくいこと」をいかに上手に伝えるかに見出すのではなく、「いかに言わずに、動いてもらうか」に見出す必要がある。
■反対意見の人に、一言も言わずに主張を通す
反対意見の人の心を動かすには、別の意見をぶつけるのではなく、相手がその結論に至った経緯や理由を聞けばいい。その上で、そこにチューナーを合わせる対応をしていく。「正しい、正しくない」ではなく、相手の感情がどのように振れているのかに焦点を当てて、伴奏者になる。
相手を従わせるための「言いにくいこと」を言わずに、同じ気持ちになってお手伝いする。その方がお互いに心地よくなる。
実は「言いにくいこと」を言ってしまうからこそ、相手は気持ち良く動いてくれない。解決策を「言いにくいこと」をいかに上手に伝えるかに見出すのではなく、「いかに言わずに、動いてもらうか」に見出す必要がある。
著者 加藤アカネ
元ANA CAマネージャー ANA CA165期として入社後、29年間在籍。数々のメディアで「ANA CAの顔」として活躍。その後、人財育成部門でインストラクターとして、5000人以上のCAを育成した。また、管理職としてTOP VIP部門の責任者を務める。 人事評価制度の再構築、機内品質管理、新入社員面接官等を歴任し、「伝説のCA」と呼ばれている。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
---|---|---|---|
序 章 | p.7 | 5分 | |
第1章「気まずいお願い」をするときの魔法 | p.23 | 26分 | |
第2章「双方」をまるくおさめるときの魔法 | p.81 | 24分 | |
第3章「優劣」をつけなくてはいけないときの魔法 | p.133 | 18分 | |
終 章 チボリバルーンと空こうのおねえさん | p.173 | 5分 |