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2016/09/13更新

ひねり出す力 “たぶん"役立つサラリーマンLIFE! 術

154分

10P

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コント作品を5000本以上書いてきた放送作家のアイデアの生み出し方

コント一筋28年。『サラリーマンNEO』『LIFE! ~人生に捧げるコント』など、これまでコント作品を5000本以上書いてきた放送作家が、アイデアを生み出すための仕事術を紹介している一冊。


■アイデアはひねり出すもの
「コントを作る時、どうやってアイデアを思いつくんですか?」と必ず質問される。正直に答えるならば「自分でもわからない」ということ。

「アイデアが出てこなかったことはないんですか?」という質問も同じくらい聞かれる。決まって答えるのは「正直に言って、アイデアが出なかったことはありません。スランプに陥ったことは一度もありません」ということ。

「アイデアが出なかったことが一度もない」とは、アイデアが出ないなんてことが許されないということである。放送作家は基本的にフリーで仕事をしており、何の保障もなく、代わりはいくらでもいる。だから、アイデアが出ないという発想自体がなく、たとえ何があろうと出さなければならないものであり、スランプなどと悠長なことを言っている暇はない。

どうしてもアイデアが出ない場合は、考えて考えて考えて、そして「ひねり出す」のである。アイデアは、決して降りてこない。焦らず諦めずに向き合えば、何とかなる。

超短要約

どうしてこのテレビ業界で、フリーランスとして長くやってこられたのかと問われれば、運に恵まれていたとしか言いようがない。正確に言うと、人に恵まれたということである。

今までの仕事でも、自分で企画して自ら動いて始めようとしたことは、必ずしもいい結果にはなっていない気がする。ここまでなんとか続けてこられたのは、「すべて流れに身を任せる」ということに尽きる。

唯一心がけてきたことは、頂いた仕事と真摯に向き合って、丁寧にこなしていく。そして、どこか一カ所でも、相手をニヤッとさせることをやる、ということ。

著者 内村 宏幸

1962年生まれ。放送作家 1988年、フジテレビ『笑いの殿堂』で放送作家としてデビュー。 以降、『オレたちひょうきん族』『夢で逢えたら』『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば! 』『ダウンタウンのごっつええ感じ』『笑う犬シリーズ』(以上フジテレビ)、『ウンナンの気分は上々。』(TBS)、『内村プロデュース』(テレビ朝日)、『サラリーマンNEO』『祝女 ~shukujo~』『LIFE! ~人生に捧げるコント~』『となりのシムラ』(以上NHK)など、数々の人気番 組のコントを手がける。 これまでに書いたコント作品は5000本以上。

この本を推薦しているメディア・人物

帯
お笑い芸人 内村 光良
帯2 帯2
俳優 ムロツヨシ
帯3 帯3
コメディアン 塚地 武雅
帯4 帯4
お笑い芸人 いとう あさこ
帯5 帯5
お笑い芸人 塙 宣之

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 章 気がつけば放送作家 p.5 15分
第一章 笑いを生み出すチーム力 コントはこうして作られる p.31 17分
第二章 指摘を吸収する力 現場ごとにいろいろな学びあり p.59 18分
第三章 キャラクターを生み出す妄想力 あのキャラの誕生秘話 p.89 14分
第四章 土壇場でひねり出す力 たぶん役立つ15のヒント p.113 32分
第五章 企画のセンスを磨く力 アイデアは身近なところに転がっている p.167 12分
いとこ対談 p.187 10分
あとがき p.204 1分

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