成功者の共通点は「才能」ではなく「グリット(やり抜く力)」である。近年、アメリカの教育界で重要視されている「グリット」研究の第一人者が、人生を成功させるために必要な能力の伸ばし方を紹介している一冊。
■人生のあらゆる成功を決めるのは「やり抜く力」
どんな分野であれ、大きな成功を収めた人たちには断固たる強い決意があり、それが2つの形となって表れていた。
①並外れて粘り強く努力家である
②自分が何を求めているのかをよく理解している
つまり、結果を出した人たちの特徴は「情熱」と「粘り強さ」をあわせ持っていることである。つまり「やり抜く力(グリット)」は「情熱」と「粘り強さ」の2つの要素でできている。
結果を出した人たちの特徴は「情熱」と「粘り強さ」をあわせ持っていることである。
著者 アンジェラ・ダックワース
ペンシルベニア大学心理学教授 近年、アメリカの教育界で重要視されている「グリット」(やり抜く力)研究の第一人者。2013年、マッカーサー賞(別名:天才賞)受賞。教育界、ビジネス界、スポーツ界のみならず、ホワイトハウス、世界銀行、経済協力開発機構(OECD)、米国陸軍士官学校など、幅広い分野のリーダーたちから「やり抜く力」を伸ばすためのアドバイスを求められ、助言や講演を行っている。 ハーバード大学(神経生物学専攻)を優秀な成績で卒業後、教育NPOの設立・運営に携わり、オックスフォード大学で修士号を取得(神経科学)。 マッキンゼーの経営コンサルタント職を経て、公立中学校の数学の教員となる。その後、心理科学の知見によって子どもたちのしなやかな成長を手助けすることを志し、ペンシルベニア大学大学院で博士号(心理学)を取得し、心理学者となる。子どもの性格形成に関する科学と実践の発展を使命とするNPO「性格研究所」の創設者・科学部長でもある。 ダックワース教授の研究は、多数の学術専門誌のほか、「ニューヨーク・タイムズ」「フォーブス」「タイム」をはじめ一般紙誌でも広く採り上げられている。
マインドマップ的読書感想文 smooth |
週刊ダイヤモンド 2016年 10/15 号 [雑誌] (百花繚乱 ニッポンのリゾート) 八重洲ブックセンター八重洲本店 販売課リーダー 鈴木 寛之 |
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
週刊東洋経済 2016年11/19号 [雑誌](そのメディアにお金を払いますか?) |
日経ビジネス |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.1 | 3分 | |
第1章 「やり抜く力」の秘密 | p.14 | 13分 | |
第2章 「才能」では成功できない | p.34 | 16分 | |
第3章 努力と才能の「達成の方程式」 | p.58 | 14分 | |
第4章 あなたには「やり抜く力」がどれだけあるか? | p.79 | 24分 | |
第5章 「やり抜く力」は伸ばせる | p.115 | 13分 | |
第6章 「興味」を結びつける | p.136 | 19分 | |
第7章 成功する「練習」の法則 | p.164 | 25分 | |
第8章 「目的」を見出す | p.202 | 16分 | |
第9章 この「希望」が背中を押す | p.226 | 22分 | |
第10章 「やり抜く力」を伸ばす効果的な方法 | p.260 | 26分 | |
第11章 「課外活動」を絶対にすべし | p.299 | 19分 | |
第12章 まわりに「やり抜く力」を伸ばしてもらう | p.328 | 19分 | |
第13章 最後に | p.356 | 10分 |
物事に対する情熱であり、また何かの目的を達成するためにとてつもなく長い時間、継続的に粘り強く努力する…
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