きゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースなど、日本のポップカルチャーを発信する会社、アソビシステム社長の仕事論。
■アソビシステムとは
アソビシステムという会社には、いろいろな顔がある。ワールドツアーも成功させた、きゃりーぱみゅぱみゅや中田ヤスタカなどのアーティスト、雑誌やテレビなどで活躍するガールズインフルエンサーと言われるモデルやタレントのマネジメント会社としての顔。パリやロンドン、サンフランシスコでも展開した「MOSHI MOSHI NIPPON FES」、さらには「ハラコレ」などのファッションイベントやクラブイベントを定期、不定期で数多く主催しているイベント会社としての顔など。月間150万以上のアクセスを誇る情報サイト「HARAJUKU KAWAII STYLE」など、ウェブマガジンを始めとしたメディア事業を展開する顔。
共通しているのは、原宿を拠点に地域と密着しながらファッション、音楽、ライフスタイルなど原宿の街が生み出す文化を国内外に発信し、カルチャーを創っていくことである。この街で普通に存在しているもの、自然発生的に生まれてくるカルチャーを捉え、本当に良いと思うものを見つけて発信してきた。ファッションと音楽、ライフスタイルを軸に人が集まる空間作りを進め、その過程で、人気モデルやアーティスト、ビジネスが生まれて育っていった。
■アソビシステムの原点
アソビシステムの原点は、イベントにある。高校時代から、イベントが大好きで、ホールを借り、ライブイベントを開く。チケットを売って、来てもらう。たくさんの人が集まる場所が好きだった。音楽を楽しんでいる人がいて、楽しませる空間が好きだった。大事なことは、テーマを区切ることではなく、人が集まって楽しめることだった。その空間を作ることだった。
アソビシステムはクリエイターではない。一方で、広告代理店のようなバリバリのビジネスの担い手でもない。両方とうまくコミュニケーションできたのが、アソビシステムだった。イベントを組み立てることができ、お客さんを呼ぶことができる。DJやモデルや演奏する人など、クリエイターを呼んできて、一方でビジネスを手がける人たちを呼んできて、両者を組み立ててイベントができるのがアソビシステムだった。
著者 中川悠介
1981年生まれ。アソビシステム代表取締役社長 イベント運営を経て、2007年にアソビシステムを設立。「青文字系カルチャー」の生みの親であり、原宿を拠点に地域と密着しながら、ファッション・音楽・ライフスタイルといった、原宿の街が生み出す“HARAJUKU CULTURE”を、国内はもとより世界に向けて発信し続けている。 自主イベント『HARAJUKU KAWAii!!』を2011年から全国各地で開催し、近年は、KAWAIIのアイコン・きゃりーぱみゅぱみゅのワールドツアーを成功させた。
ビジネスブックマラソン 土井 英司 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.2 | 2分 | |
第1章 仕事 | p.15 | 10分 | |
第2章 キャリア | p.39 | 7分 | |
第3章 経営 | p.55 | 8分 | |
第4章 会社 | p.75 | 12分 | |
第5章 きゃりーぱみゅぱみゅ | p.103 | 7分 | |
第6章 インターネット | p.119 | 8分 | |
第7章 モヤモヤ | p.139 | 10分 | |
第8章 ポリシー | p.163 | 10分 | |
第9章 海外 | p.187 | 7分 | |
第10章 今 | p.205 | 10分 | |
おわりに | p.230 | 2分 |