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2017/02/13更新

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

184分

3P

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  • 売れ筋の
  • すぐ使える
  • 学術系
  • 感動する
  • ひらめきを助ける
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集中して仕事の生産性を高めるための戦略

SNSやメールなどによって、集中できる環境がなくなった現代。短時間でも仕事を中断すると、生産性が低下することを認知科学、心理学をベースとして説明し、大事なことに集中することの大切さを説く一冊。


■ディープ・ワークとは
認識能力を限界まで高める、注意散漫のない集中した状態でなされる職業上の活動。こうした努力は、新たな価値を生み、スキルを向上させ、容易に真似ることができない。

ディープ・ワークは、現在の知力から価値の最後の一滴までを絞り出すために必要なものである。影響力のある多くの人々がディープ・ワークに努めている。

■シャロー・ワークとは
あまり知的思考を必要としない、補助的な仕事で、注意散漫な状態でなされることが多い。こうした作業はあまり新しい価値を生み出さず、誰にでも容易に再現することができる。

このネットワーク時代、知的労働者はディープ・ワークをどんどんシャロー・ワークに変えている。たえずメールをやり取りし、不意に邪魔が入ってたびたび仕事を中断されている。

シャローワークに没頭して多くの時間を費やせば、ディープ・ワークを行う能力は永遠に低減し続ける。

超短要約

■ディープ・ワークを妨げるビジネス環境
たとえ短時間でも仕事を中断すると、かなりの割合で完了が遅れる。オープン・オフィス、高速通信、ソーシャル・メディアなど今日のビジネスの大きなトレンドは、ディープ・ワークを実践する能力を低下させる。

ディープ・ワークは今日のビジネス状況下で優先されるべきである。だが、実際はそうではない。ディープ・ワークは難しく、シャロー・ワークはより容易いという現実、仕事に明確な目標がない時、シャロー・ワークによる目に見える多忙は自己保存になるという現実、そして、私たちの文化は「インターネット」に関係する行動は望ましいという考え方を生み出したという現実がある。こうしたトレンドすべてを可能にしているのが、ディープ・ワークの価値を直接計ることの難しさにある。

著者 カル・ニューポート

1982年生まれ。ジョージタウン大学 コンピュータ・サイエンス 准教授 教鞭をとる傍ら、ブログ「Study Hacks」で学業や仕事をうまくこなして、充実した人生を送るためのアドバイスも行っている。 著書に「How to Win at College」をはじめとする学生向けのハウツー本シリーズがあり、これまでに売上12万部を超える。 Harvard, Princeton, MIT, Dartmouth, Dukeといった名門大学に招待されて講演を行っている。

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
序 章――偉大な仕事を成し遂げた人たちが知っていたこと p.1 12分
第1章 生産性を劇的に上げるために必要なこと p.22 14分
第2章 注意力を奪う「シャロー・ワーク」という存在 p.45 14分
第3章 ディープ・ワークの三つの利点 p.68 13分
第4章 集中して取り組むための戦略 p.90 31分
第5章 雑念を取り払うトレーニング p.140 12分
第6章 ソーシャル・メディアから離れる p.159 18分
第7章 シャロー・ワークを減らす p.188 21分
おわりに p.222 4分

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