どんな質問をすれば、本当に優秀な人材がわかるのか?
間違った人材を採用しないために、面接官が聞くべき質問集。
■行動に関する質問をする
応募者の仕事上の過去の行動について明らかにしていくのは重要なことだ。過去の行動を知ることで、応募者が将来どのような業績を上げるかを判断することができる。なぜなら、応募者は同じ行動を繰り返す可能性があるからだ。これはプラスの行動にもマイナスの行動にも当てはまる。
このタイプの質問は、過去の具体例を詳しく引き出すように工夫しなければならない。基本的には、応募者の成功体験を話してもらうのがいい。例えば「問題を解決した時のことを話して下さい」という質問だ。つまり、特定の出来事の特定の例を答えるように求めるのだ。
何かをうまくやり遂げたと主張することは簡単だ。しかし面接担当者はその出来事の詳細を尋ね、過去の行動の証明、つまり応募者が実際にその行動をとった時の具体例を挙げてもらう必要がある。
面接担当者の任務とは、応募者のスキル、資質、過去の行動を明らかにする質問をして、短い時間に最大限明確に応募者の人物像を把握することである。
著者 キャロル・マーティン
面接コーチ 面接コーチとして面接担当者と応募者両方に指導している。フォーチュン500社はじめ多数の会社の人事にかかわってきた。
帯 コーチ・エィ 取締役社長 鈴木 義幸 |
章名 | 開始 | 目安 | 重要度 |
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はじめに | p.3 | 1分 | |
第1部 本音を引き出す質問をする | p.13 | 16分 | |
第2部 返答から人材を見抜く | p.69 | 29分 |